学校の宿題は中学受験の邪魔になる? ドリルも自主学習ノートも工夫すれば勉強になる
中学受験生とその保護者は学校の宿題を軽視しがちです。週に何日も塾に通い、塾の宿題を大量にこなさなければならないなかで、ドリルや自主学習ノートなどになかなか丁寧に取り組めません。しかし、学校の宿題も工夫すれば中学受験の勉強の役に立ちます。今回は、そんな工夫のし方を具体的に紹介します。
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ドリルや暗記は短時間で取り組もう
小学校の宿題として出されるドリルや暗記は、中学受験生にとって簡単なものであることがほとんどです。しかし短時間で取り組むとなると、必ずしも簡単ではありません。
ドリルは時間をはかって取り組もう
漢字ドリルや計算ドリルは、ストップウォッチを使って時間をはかりながら取り組みましょう。制限時間が5分のページなら、中学受験生は3分以内で終わらせたいところです。
また、「漢字を3回ずつ書いて覚える」のような宿題は、ただ漢字を3回ずつ書いても意味がありません。最初に何も見ないで漢字を1回ずつ書いてテストし、時間を置いてまた1回ずつ書いてテストし、さらに時間を置いてまた1回ずつ書いてテストする、というようにテスト形式で取り組むとよいでしょう。中学受験生でも、学校で習う漢字を案外書けないものです。基礎の基礎に抜け漏れがないかどうかをチェックするのにドリルは役立ちます。
暗記は短時間で覚える練習にしよう
都道府県や憲法の前文などは中学受験でも使うので、暗記課題になっているなら真面目に取り組んでほしいところです。このとき、短時間で覚える練習をしましょう。「3分ですべて覚える」などとルールを決め、ストップウォッチで時間をはかって覚え、時間になったら覚えられたかどうかをチェックします。暗記でも時間を意識することが大切です。
中学受験では使わない枕草子や百人一首などの暗記も宿題に出されるかもしれません。しかし、これらは中学以降で暗記させられることが多いので、小学生のうちに覚えておくと有利です。
音読や作文で読み書きの力を鍛えよう
音読や作文を通して得られる読み書きの力は、すべての科目の土台です。学校の宿題だからといって軽視しない方がよいでしょう。
音読は正確に読むための訓練にしよう
文章を正しく読めるようにする上で、音読に毎日取り組むのは有効です。単に棒読みするのではなく、句読点で的確に区切って読む、セリフは感情を込めて読む、筆者になったつもりで抑揚をつけて読むなどの工夫をしながら読むのがおすすめです。
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