中学受験ノウハウ 連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

整理整頓ができる子は勉強もできるの?|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2022年3月24日 石渡真由美

モノの整理整頓が上手な人には、要領よくテキパキこなすイメージがあります。仕事や家事の場合、たしかにそういった印象があるかもしれません。では、勉強ができる子はどうなのでしょうか? 今回は整理整頓と学力の関係を考えたいと思います。

キレイすぎる部屋、実は要注意!?

仕事ができる人は、机の上がいつも片付いていて、整理整頓が上手というイメージがあります。同じように、勉強ができる子も整理整頓が上手というイメージを持つ方がいるかもしれません。しかし、結論を先に申し上げると、部屋がきれいに片付いているからといって、成績も優秀だというわけではありません。むしろ、モノが何も置いていない部屋は、教科書やテキストをどこかにしまい込んでいて、取り出すのに時間がかかってしまう、そういったデメリットもあります。

もちろん、あまりにも部屋の中がぐちゃぐちゃで、足の踏み場がないような状態は好ましくありませんが、ある程度散らかっていても私はいいと思っています。実際、成績優秀な子の部屋を見ると、キレイに片付いている子もいれば、一見雑然としているけれど、「前にこれに似た問題を解かなかったっけ?」と聞くと、「あ、これに似た問題はあのテキストの中にあった!」とパッと気づき、乱雑に積み上がった本の中からそのテキストをすぐに取り出してくることができるような子もいます。

後者タイプの子の場合、親御さんからすると、整理整頓ができていないように見えて、イライラするかもしれませんが、本人にとっては自分なりに整理ができているのです。こういった場合は、あまり目くじらを立てず、口うるさく言わない方がいいでしょう。大事なのは、何がどこにあるか、把握しているかどうかです。

取り掛かるハードルを下げるために、アクション数を少なくする

続きは有料会員の方のみご覧いただけます

中学受験ナビについて

中学受験ナビは
保護者のための中学受験情報サイトです

会員登録すると・・・

  • 中学受験のノウハウ
  • お子さまに合った学校選び
  • 保護者の関わり方・考え方
  • 教科ごとの学習ポイント

などすべての会員コンテンツが

毎月情報
掲載!!

登録初月無料

通常

880円/月(税込)

会員登録

サービス内容はこちら

宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。YouTubeチャンネル「アテナチャンネル」を運営。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。