中学受験ノウハウ 学習 連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

一朝一夕では身に付かない国語力 国語を得意な子にするには|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2022年3月10日 石渡真由美

中学入試の主要教科である国語。「日本語だから、後でなんとかなる」と後回しにしてしまって、気がつけば「国語が足を引っ張っている……」という事態になることがあります。国語を得意にするために家庭でできることは、どんなことなのでしょうか。

直前期に国語の点を伸ばすのは困難

中学入試は、国語、算数、理科、社会の4教科の総合点で合否が決まります。なかでも算数は、1問の配点が高いことから得点差が生まれやすく、「算数が得意な子は受験に有利」と言われています。そのため、中学受験の勉強はどうしても算数に時間がとられがちです。

では、国語はどうでしょう。「日本語だし、よく読めばなんとかなる」「算数と違い、対策のしようがない」などと思い、おろそかになりがちだったりします。私は長年、中学受験の指導をしていますが、6年生の秋頃になって、「うちの子、国語ができないんです。なんとかなりませんか?」と、あらたに相談にくる親御さんが、毎年一定数必ずいらっしゃいます。しかし正直なところ、その時期から国語の得点力を上げようと思っても難しいのが現実です。なぜなら国語力は、幼いときから家庭でどのように過ごしてきたかが極めて重要だからです。

読書は有効。たくさん読ませるよりも「何を読ませるか」

国語を得意にするのに、読書は有効です。しかし、ただたくさんの本を読んでいるだけでは、国語力は身に付いていきません。中学受験を視野に入れるのであれば、「何を読ませるか」が重要です。

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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。YouTubeチャンネル「アテナチャンネル」を運営。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。