学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/漢字】少しでも多くの漢字を覚えるには?|中学受験のツボ[国語編]

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2023年2月20日 住岡大輔

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こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

新小5の子は、受験生としての活動を本格化させていく1年が待っています。まずはこの1年でしっかりと実力をつけ、6年生を迎えられるようにしましょう。

今回のテーマは、漢字。なかなか覚えられず、苦労している子は多いですが、国語で点数を確実に取っていくうえでは避けては通れません。

これからお伝えする内容をもとに、少しでも多くの漢字を習得できるように取り組んでみてください。

「漢字の成り立ち」を押さえよう

まずは、漢字の成り立ちを確認しましょう。

漢字には、次の4つの種類があります。

  • 指事文字
  • 象形文字
  • 会意文字
  • 形声文字

漢字のベースともいえるのが、“これ以上分解できない”指事文字象形文字。そして、それらを組み合わせることで生まれた会意文字形声文字の登場によって、漢字の数が爆発的に増えました。

特に形声文字は、現在の漢字のなかで圧倒的な数を占めています。そのため漢字を覚えるときは、小学校で習う指事文字や象形文字をまずは理解し、そのうえで形声文字の成り立ちに注目することがおすすめです。

指事文字

「上」「下」「本」「一」など、図に表しづらい“概念”を記号として表現したものが指事文字です。たとえば「上」という字は「↑」という概念を表したもの、というイメージですね。

象形文字

象形文字は、モノの形を文字に表したものです。「木」「川」「人」「日」などが当てはまります。

会意文字

会意文字とは、

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。