語彙力をつけるにはどうする? 子どもの言葉を増やすために保護者ができること5選
国語が苦手になる原因の根幹には、多くの場合、語彙力の弱さがあります。言葉を知らない中学受験生は、読解問題でなかなか正解できないだけでなく、普段の言葉遣いが拙かったり、文章を上手く書けなかったりします。語彙力が弱いからです。このような受験生に語彙力をつけさせるために保護者ができることを紹介します。
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子どもの語彙力は保護者が伸ばせる?
子どもは、塾や学校の授業や教材だけでなく、日常的な大人との会話などを通して言葉を覚えていきます。特に、一番身近な大人である保護者が意識的に働きかけることで、子どもの語彙力を飛躍的に伸ばすことが可能です。読書をさせたり、ニュースを見せたりすることに加えて、保護者が一工夫すれば、子どもがさまざまな言葉を自分から使うようになるでしょう。
子どもに語彙力をつける方法5選
子どもに語彙力をつける方法のうち、保護者が普段の生活で簡単に実践できるものを5つ紹介します。
1. 大人の言葉で話しかける
保護者は、伝わらないからという理由で、易しい言葉ばかり使って子どもに話しかけがちです。しかし、これでは子どもに語彙力がつきません。保護者は、子どもが理解できるレベルのワンランク上を意識した言葉遣いをするとよいでしょう。
たとえば、「電車が遅れた」ではなく「電車が遅延した」、「志望校合格までには苦労も多い」ではなく「志望校合格まではいばらの道だ」など、熟語や慣用句・ことわざを積極的に使うのが効果的です。
ただし、子どもが話を理解していないようなら、「今の話を自分なりに説明してみて」と確認しましょう。このときも、保護者がすぐに言葉の意味を教えるのではなく、「いばらはトゲの生えた植物だよ。それが道を覆い尽くしていたら、歩くときどうなるかな?」などとヒントを出して意味を推測させるのがおすすめです。
2. 言葉の言いかえをさせる
保護者は子どもに「今の話を漢字2文字で言いかえられる?」などと常に促すとよいでしょう。たとえば、子どもが「友達が先生に注意されたのに全然気にしていなかったんだ」と話したら、保護者は「注意を全然気にしない様子を四字熟語で表すと?」と聞いてみます。子どもが咄嗟に「馬耳東風」と答えられるかを確認するのです。
このように、塾や学校で覚えた言葉を日常的に使わせることで、子どもの記憶に知識が定着し、いつでも使える状態になります。
3. 塾や学校で学んだことを説明させる
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