レモン電池が中学入試に出ても怖くない! 自由研究で定番の理科実験を解説

2023年8月24日 みみずく

1

理科が好きな中学受験生なら「レモン電池」と呼ばれる装置を知っているでしょう。レモン電池は自由研究のテーマにぴったりなだけではありません。入試問題として出題されることもあるので、仕組みを知っておくと有利です。そんなレモン電池についてわかりやすく解説します。

自由研究でレモン電池を作る

夏休みの自由研究などでレモン電池を作ってみると、レモン電池の仕組みを楽しく理解できます。

レモン電池の作り方

レモン電池とは、レモンの果実に金属板を刺して電流を発生させる簡易な電池です。レモン電池を作るのに必要な材料は以下の通りです。

  • レモン
  • 電子オルゴール
  • 亜鉛板
  • 銅板
  • クリップ付きリード線

レモン電池で発生する電流は小さいため、豆電球は点灯しません。電子オルゴールを使いましょう。

上記の材料で最低限の実験はできますが、いろいろ比較することを考えると、次の材料も用意しておくとよいでしょう。

  • レモン以外の果物や野菜(ミカン、リンゴ、ジャガイモ、キュウリなど)
  • 亜鉛板と銅板以外の金属(アルミニウム箔や鉄製フォークなどでも可)

レモン電池の作り方は簡単です。半分に切ったレモンの果肉に亜鉛板と銅板を刺し、それぞれの板にクリップ付きリード線をつなぎます。さらに、クリップ付きリード線を電子オルゴールにつなげば完成です。

レモン電池で実験すること

レモン電池を作って音が鳴ることを確認するだけだと、実験としては物足りません。以下のことを確認してみましょう。

  • 電子オルゴールの音は時間の経過とともにどうなるのか?
  • レモンに刺す金属板を亜鉛板だけ、銅板だけにしたらそれぞれどうなるのか?

レモン以外の果実や野菜、亜鉛板と銅板以外の金属も用意したのなら、これらの組み合わせを変えて、電子オルゴールの音がどうなるのかを比較してみましょう。

レモン電池の仕組みを理解する

レモン電池の仕組みを理解するには、中学理科で勉強するイオンの知識が必要です。中学入試でイオンについて問われることはありません。しかし、ざっくりと覚えておいた方が、レモン電池が入試に出たときに困らないでしょう。

続きは会員の方のみご覧いただけます

1
みみずく

みみずく

  • この記事の著者

家庭教師/ライター。墨田区・台東区を拠点に活動している個人家庭教師。家庭教師を本業としつつ、ライターとしても活動しています。モットーは「好きな人を応援する」。小学生の指導科目は国語・算数(数学)・英語・理科・社会・作文など。「楽しく学びながら、中学の準備をする」ことを目標に指導をおこなっています。

Webサイト:みみずく戦略室 墨田区・台東区のプロ家庭教師&ライター
https://mimizuku-edu.com/