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整理整頓のコツ! なかなかできない子供は「レベルの調整」で改善できる

2018年5月18日 ゆずぱ

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お目当てのテキストが部屋のどこかに埋もれてしまっている……。大量に出された宿題プリントが行方不明……。まだまだ残りのページがあるのに新しいノートが使われている! こんな経験は無いでしょうか? 私は足の踏み場もない子供部屋で平然と過ごす整理整頓ができない息子にイライラすることが頻繁に……。

しかし「片付けなさい!」と怒鳴ってしまう前に、なぜ子供が整理整頓できないのかを把握することを忘れていませんか? 今回は子供の行動パターンをもとに考え、整理整頓の実践に効果が得られたコツをご紹介します。

なぜ子供は整理整頓をしないのか? を考えてみる

なぜ子供は整理整頓をしないのか? かつて私は子供に対して整理整頓するよう指示するばかりで、なぜ子供がかたくなに整理整頓しないかを真面目に考えてはいなかったのではと思います。

シンプルに考えてみましょう。子供が整理整頓をしない理由、それは「そもそも整理整頓がナニモノなのか、わかっていない」もしくは「整理整頓はわかっているが面倒くさい!」のどちらかでしょう。子供の行動や言動を観察するとどちらに要因があるかわかってきます。

原因[1]そもそも「整理整頓」がナニモノかわかっていない

子供に整理整頓を指示すると、散らかったプリントを引き出しにしまったかと思うと、翌日には同じようなプリントを本棚に押し込んだりする。片付ける場所が日によってバラバラな状態……。このような行動が見られたら、子供は整理整頓の定義を理解していないでしょう。

「整理整頓」を辞書で調べてみると「乱れたものを整えて不要なものを捨てる事」と書かれています。小学生にもわかるようにシンプルに表現するとこうなります。

もう少し踏み込んでみましょう。元の場所に戻すためには、当然「元の場所」が決まっていないと戻せませんよね。

消しゴムや定規の戻す場所は決まっていますか? 散らかったプリントを戻す場所は決まっていますか?

そして、不要なものを捨てるためには、不要なものがどれかわからないと捨てることはできません。子供の部屋には大量のプリントがあるでしょう。その大量のプリントのうち不要なプリントはどれなのか、決めることができるでしょうか?

なぜ子供が整理整頓をしないかを考えてみると整理整頓とはナニモノかを教えることも重要ですが、それと同時に「元の場所」と「不要な物」を決めるという事が重要ですね。

原因[2]わかっているけど、とにかく面倒くさい!

もうひとつの理由が、ただ面倒くさいという理由。子供は、整理整頓に時間を使うくらいなら大量に出された宿題をやりたいと思っているかもしれません。私の息子はまさに整理整頓を無駄な時間だと認識していました。どうにか考えを変えて欲しいものですが、そう簡単にはいきませんよね。だったら、面倒くさくないように工夫するのが効果的です。

整理整頓しない子には「整理整頓レベルの調整」を!

さて、原因が見えてきたら今度は対策です。整理整頓がナニモノか判らず、とにかく面倒くさい。そんな子供たちには、どんな対策が効果的でしょうか? 整理整頓を正しく理解できていない子供には、使い終わったものを戻す場所と、捨てるものを決めてあげましょう。そして、面倒くさがる子供には、「整理整頓レベルの調整」です! どうやって整理整頓は面倒くさくないと思わせるかがコツです。

整理整頓のコツ[1]使い終わったものの戻す場所を決める

整理整頓がナニモノかわかっていない子供には「戻す場所を決める」だけで本当に効果があります。学校の教科書はココ。塾のプリントはココ。使い終わったノートはココ。使い終わったものを戻す場所を明確に決めてあげるだけです。

わが家の場合はベタですが、市販の綺麗に剥がせるシールを使って、戻す場所を誰でもわかるように、そしてブレないようにしています。

整理整頓のコツ[2]捨てるものを決めるにはプリントを時限破棄する

整理整頓のもう1つの定義は「不要なものを捨てる」でしたね。子供といっしょに部屋を整理整頓していて気づいた事、それは捨てる物のほとんどがプリントなどの紙類であるということ。

ところが子供と捨てるものを一緒に分別を開始すると、どのプリントも捨てたがらないんですよね……。まだ使うかもしれないという心理です。

そうであれば、プリントは捨てるのはやめて、使うかもしれないと迷ったものは一箇所にまとめてストックするように指導しましょう。

1ヶ月〜2ヶ月も使わないようであれば不要なプリントですので破棄するようにします。期限切れのプリントを捨てるのはちょっと勇気が必要ですが、捨てるものを決める最も簡単な方法ですのでお試しを。 

整理整頓のコツ[3]「整理整頓レベルの調整」で面倒くささを軽減

整理整頓が面倒くさい理由は整理整頓の「細かさ」にあるようです。教科ごとに徹底的に整理整頓する場合、シンプルに分類する場合を考えてみましょう。

上の図ように、分類の数が多すぎると、子供は整理整頓を面倒くさがってしまい、長続きしません。わが家の場合は、思いっきって教科ごとの整理はしないなど、分類の数を減らして長続きさせることを狙いました。

大量に配られるプリントも同様。「漢字プリントはこのバインダー」「計算プリントはこのバインダー」「ウィークリーテストはこのバインダー」などとしてしまっては面倒くさくて続きません。整理整頓が苦手な子には思い切って分類を減らしてしまいましょう。

分類の数を減らすと整理整頓に掛かる時間や手間が減ります。面倒くさがって整理整頓できない子供でも分類する数を減らせば、整理整頓が長続きするかもしれません! あとは子供の性格に合わせてどのくらいのレベルで整理整頓するかを決めていくとよいでしょう。

まとめ

整理整頓が苦手な子供は多いと思いますが、その理由は2つ。「整理整頓がナニモノなのか分かっていない」もしくは「単に面倒くさいから」でした。特に多いのは面倒くさいからですね。面倒くささを軽減するために子供の性格に合わせて「整頓のレベル」を調整することで整理整頓が驚くほど長続きします。ぜひお試しください。

※記事の内容は執筆時点のものです

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