029 成績が伸びないときに親がすべきこと|我が子に中学受験をさせる親が知っておくべき100のこと
こんにちは、ユウシンです。
さて、10月です。模試シーズンへ突入しました。
あんなに夏期講習で頑張ったんだから、順位や偏差値はかなりアップするんじゃないかな……
内心、そう期待していらっしゃる親御さんも少なくないと思います。
けれど、この夏の頑張りが数値に反映されるのは半年後だと考えていてください。
それくらい勉強というのは、成果が出るまでに時間がかかるものなんです。
そこで今回は「成績が上がる仕組み」と「子どもの成績を上げる親の考え方」についてお話ししようと思います。
お子さんの成績が芳しくないとき、「もっと勉強しなさい!」という根性論だけで解決するパターンはほぼありません。
うまくいっていない現状を理論的に分析し、対策を練ることで、親子ともストレスは最小限に学習を進めていけると良いですね。
それでは、いきましょう!
▼動画の再生|画像をタップで再生できます
※動画の視聴は会員登録とログインが必要です
成績が上がるステップを理解する
中学受験生の保護者がまず理解しておきたいのは、成績の上がり方は各科目ごとに異なるということ。
そして、勉強の成果が出るのは予想以上にスローペースだということです。
ちなみに、成績アップまで時間がかかる科目ナンバーワンは国語。
国語で安定した得点を取るためには、国語の得点アップ法という記事でお伝えしたとおり、「語彙力」「読む力」「解く力」の3つのスキルで構成される国語力が必要不可欠です。
この3つのスキルは並列ではなく、下図のようにピラミッド状になっています。
土台となる「語彙力」「読む力」が不足している限り、「解く力」にまで結びつきません。
これが、ほかの教科と比べて、国語は偏差値や点数に直結する「解く力」が身につくまでに時間がかかる理由です。
また、国語ほどではないにせよ、同じく算数もコツコツ積み上げ式の科目といえます。
土台に「計算力」がないとどうしようもなく、その土台の上に「図形を描く力」「文章題を読み解く力」などが積み重なってはじめて、算数の力が身に付いたと実感できるのです。
子どもの「現在地」を把握する
成績が上がるステップを知ったら、わが子が今どの地点にいるのかを見極めることが大切です。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます