ユウシン先生
中学受験ノウハウ 連載 親が知っておくべき100のこと

029 成績が伸びないときに親がすべきこと|我が子に中学受験をさせる親が知っておくべき100のこと

専門家・プロ
2024年10月04日 ユウシン

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人気YouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」のユウシンさんによる、動画&テキスト連載! お子さまの中学受験を考える親御さんにぜひ知っていただきたいことを、ユウシンさんならではのやわらかくあたたかい語り口でお伝えしていきます。

こんにちは、ユウシンです。

さて、10月です。模試シーズンへ突入しました。

あんなに夏期講習で頑張ったんだから、順位や偏差値はかなりアップするんじゃないかな……
内心、そう期待していらっしゃる親御さんも少なくないと思います。

けれど、この夏の頑張りが数値に反映されるのは半年後だと考えていてください。
それくらい勉強というのは、成果が出るまでに時間がかかるものなんです。

そこで今回は「成績が上がる仕組み」「子どもの成績を上げる親の考え方」についてお話ししようと思います。

お子さんの成績が芳しくないとき、「もっと勉強しなさい!」という根性論だけで解決するパターンはほぼありません。
うまくいっていない現状を理論的に分析し、対策を練ることで、親子ともストレスは最小限に学習を進めていけると良いですね。

それでは、いきましょう!

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成績が上がるステップを理解する

中学受験生の保護者がまず理解しておきたいのは、成績の上がり方は各科目ごとに異なるということ。

そして、勉強の成果が出るのは予想以上にスローペースだということです。

ちなみに、成績アップまで時間がかかる科目ナンバーワンは国語

国語で安定した得点を取るためには、国語の得点アップ法という記事でお伝えしたとおり、「語彙力」「読む力」「解く力」の3つのスキルで構成される国語力が必要不可欠です。

この3つのスキルは並列ではなく、下図のようにピラミッド状になっています。

土台となる「語彙力」「読む力」が不足している限り、「解く力」にまで結びつきません。

これが、ほかの教科と比べて、国語は偏差値や点数に直結する「解く力」が身につくまでに時間がかかる理由です。

また、国語ほどではないにせよ、同じく算数もコツコツ積み上げ式の科目といえます。

土台に「計算力」がないとどうしようもなく、その土台の上に「図形を描く力」「文章題を読み解く力」などが積み重なってはじめて、算数の力が身に付いたと実感できるのです。

子どもの「現在地」を把握する

成績が上がるステップを知ったら、わが子が今どの地点にいるのかを見極めることが大切です。

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ユウシン

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「ホンネで中学受験」発起人、個別指導塾Growy代表。
現役の中学受験塾講師、家庭教師。教育熱心な家庭の三男として中学受験を経験する。巣鴨高等学校から慶應大学法学部に進学後、家庭教師や塾講師として中学受験業界に入るが、そこで保護者に向けた正しい情報発信の必要性を痛感し、ホンネで中学受験を立ち上げる。
中学受験によって「やり抜く力」を身につけ、その先の人生を切り拓けるようになることを目標とし、情報発信、指導に尽力している。
中高時代は部活で野球に取り組み、趣味でバンド活動も行っていた。趣味が多く、サウナ・野球・ゴルフ・ギター・車など。

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