分配算の解き方をわかりやすく解説! 割合と比が出てくる特殊算も難しくない
多くの中学受験生が、割合の文章題として最初に出会うのが「分配算」です。分配算は、和と差だけで解ける和差算よりも複雑になりがちで、比の単元でも出てくるため、苦手とする受験生が少なくありません。そんな分配算の解き方をわかりやすく解説します。
分配算の基本
分配算の基本問題について、線分図を描く解き方と計算だけの解き方を紹介します。
分配算とはどのような特殊算か?
分配算では、あるものを分けたり配ったりするとき、その分け方・配り方から具体的な数量を求めます。似たような特殊算に和差算があります。和差算が和と差だけを使うのに対して、分配算では割合や比を使います。
割合を習いたての受験生は「分配算は難しい」と感じがちです。確かに、分配算を計算だけで処理しようとするとわかりにくいこともあるでしょう。しかし、線分図などを使って具体的な状況をイメージしながら考えれば、決して難しくありません。
分配算を線分図で解く
【問題1】63個のあめ玉を太郎君と次郎君で分けたところ、太郎君がもらったあめ玉の数は次郎君がもらったあめ玉の数の2倍よりも6個少なくなりました。太郎君がもらったあめ玉は何個ですか。
【問題1】を線分図で表すと以下の通りです。問題文の「6個少なくなりました」を点線で表しています。
以下の図のように、太郎君のもらったあめ玉の個数と全体の個数にそれぞれ6個を加えると、②+①=③=69とわかります。
したがって、①=23なので、太郎君がもらったあめ玉の個数は、②-6=23×2-6=40(個)です。
分配算を計算で解く
【問題1】を、線分図を描かずに計算だけで解いてみましょう。
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