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[例文つき]子供が苦手な詩の表現技法まとめ

2018年5月22日 天海ハルカ

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中学受験における詩は、そこまで出題頻度が高くありません。毎年のように出す学校もありますが、ここ数年一度も出題していない学校がほとんどです。とはいえおろそかにはできません。入試問題の傾向は変わるものですし、詩の読み取りは中学、高校と進学しても必要です。

詩の読み取りでよくある問題が、表現技法にかかわるものです。内容理解の助けにもなる表現技法について、具体例を交えながら解説します。

詩の表現技法[1]倒置法

倒置法は、言葉の順序を入れ替えて、内容を強調する表現技法です。

■倒置法の例

負けた悔しさを 忘れない

忘れない 負けた悔しさを

ポスターに出てきそうな文になりました。「忘れない」を読んで、「何を?」と思ったら「負けた悔しさを」が目に入ります。より印象も強くなります。

最後に持ってきた言葉が強調されました。順序を変えるだけで、印象は大きく変わるのです。

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天海ハルカ

天海ハルカ

  • この記事の著者

大手進学塾で国語講師を務め、主に5,6年生を担当。偏差値20台の勉強しない子供から、御三家に合格するレベルの子供まで幅広いレベルを受け持つ。モットーは「無理なく楽しく効率的に」。著書に『中学受験国語・成績を上げる思考力の磨き方-情報を整理し理解して伝える力』(エール出版社)。

中学受験を応援する個人サイトを運営しながら教育系webライターとして教育、子育てサイトでも活動。プライベートでは、わが子の中学受験をサポート中。

中学受験アシストブック
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