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2024年の中学入試で役立つ時事ニュース5選! 周辺知識も確認しよう

2023年12月22日 みみずく

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中学入試の社会では時事問題が出題されます。小問の1つになるだけでなく、大問のテーマになることもあるので、受験生はしっかり対策しておきたいところです。今回は2024年の入試で出る可能性のある時事ニュースについて、重要な語句を周辺知識と一緒に解説します。

時事問題をどのように勉強するか?

多くの中学では、入試問題作成の都合上、2023年の8~9月までの時事ネタが出やすいといわれます。そのため、受験生は年末のニュースまで無理にチェックしなくてよいでしょう。

また、時事問題の勉強では、話題になったニュースについて知っておくだけでなく、そのニュースに関連する地理・歴史・公民の知識も結び付けて理解するのがおすすめです。難関校だと、時事ニュースをテーマに意見を述べる問題が出ることがあります。そのような学校を受験する場合、自分なりの意見を考えておくことも必要です。

2024年の中学入試で役立つ時事ニュース5選

2024年の中学入試で出る可能性のある時事ニュースを厳選して紹介します。

1. ロシアのウクライナ侵攻1年

2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めました。このときから1年以上経過しましたが、戦いは終わりそうにありません。

ロシアはウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟を容認できないとしています。NATOとは、ロシアがソ連だった頃、ソ連に対抗するために生まれた軍事同盟です。ロシアはNATOを警戒しています。

日本は北方領土をめぐってロシアと対立してきました。また、ロシアと関係が深い中国が台湾統一のために軍事力を行使すれば(台湾有事)、日本にも影響が及ぶといわれています。日本もウクライナ情勢に無関心でいられません。

2. 福島第一原発処理水の海洋放出

2023年8月24日、福島第一原子力発電所に貯蔵されていた処理水の海洋放出が始まりました。高濃度の放射性物質を含む汚染水を浄化処理したのが処理水で、この浄化処理のための設備がALPS(多核種除去設備)です。ただし、ALPSでも、放射性物質のトリチウムは取り除けません。

政府は、海洋放出を決定する前にIAEA(国際原子力機関)による評価を求め、「海洋放出は国際的な安全基準に合致し、人や環境に対する影響は無視できる」という結論を得ました。うわさやデマによって水産物が売れなくなる風評被害も心配されましたが、悪影響は確認されていません。

福島第一原発は、2011年3月11日の東日本大震災で津波に襲われ、核燃料が溶け落ちるメルトダウンが発生しました。2023年9月1日は関東大震災100年だったため、東日本大震災と原発事故についても出題されやすいと考えられます。

3. G7広島サミットの開催

2023年5月19~21日に広島県広島市でG7広島サミット(第49回先進国首脳会議)が開催されました。日本が議長国を務めたのは7回目です。

先進国首脳会議(サミット)は先進国の最高首脳が集まって毎年開催される会議で、世界の政治や経済の問題を話し合います。サミットに参加するG7は日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダです。G7広島サミットでは、ウクライナのゼレンスキー大統領もゲスト国として参加しました。

開催地の広島県は問題になりやすい県です。季節風の影響を受けにくい瀬戸内式気候で、沿岸ではカキの養殖とレモンの栽培が行われています。瀬戸内工業地域の中心地として、自動車産業、造船業、鉄鋼業などが盛んです。伝統的工芸品の熊野筆も覚えましょう。県内に所在する世界遺産(文化遺産)は厳島神社と原爆ドームです。

4. 新型コロナウイルスの「5類」移行

2023年5月8日、新型コロナウイルスがインフルエンザと同じ「5類」に移行しました。感染者への入院勧告や濃厚接触者の外出制限、飲食店に対する営業時間短縮などの要請が原則としてなくなりました。幅広い医療機関での診察が可能となり、感染者報告も全員ではなく一部になりました。医療費やワクチン接種が全額公的負担から一部自己負担へと変わる予定です。

新型コロナウイルスをはじめとした感染症対策は、社会保障制度の中の公衆衛生に含まれます。厚生労働省の仕事であることも覚えておきましょう。5類移行前によく耳にした「パンデミック」「ロックダウン」「緊急事態宣言」など、コロナ関連の用語も要復習です。

5. AI技術の進歩

2023年は、ネット上に蓄積されたデータをもとに、文章や画像などを自動生成するAI(人工知能)が話題になりました。自動生成AIによって作家などの著作権が侵害されることが問題視されています。

AIが人間の代わりに仕事をすることで、雇用が減って失業者が増えるという意見もあります。そのため、失業者の生活を保障する目的で、国が国民に一定額のお金を定期的・継続的に配るベーシックインカムの議論も盛んです。遠くない将来、AIが人間の知能を追い越すシンギュラリティが起こるかもしれません。

AIはドローン(無人機)などとともに兵器としても利用されています。ウクライナとロシアもAIの軍事活用を研究し、その成果を戦場に導入してきました。

代表的な時事ニュースをしっかり理解する

2023年は時事問題向けのニュースがやや少なかった印象があります。そのため、細かいニュースをたくさん勉強するより、代表的なものをしっかり理解しておくとよいでしょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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