学習 国語

[中学受験]小学5年生 国語の学習ポイント

2018年5月29日 朝倉浩之

中学受験に向け、5年生から本格的な塾通いがはじまるというご家庭も多いでしょう。4年生までの国語学習と比べ、5年生の国語学習の最も大きな変化は文章量の増加と内容の難化です。今回は5年生の国語の学習内容について、ポイントとなる点を紹介します。

小学5年生 国語の学習ポイント[1]物語文

※画像はイメージです

物語文では、情景から登場人物の気持ちを読み取っていく必要が出てきます。たとえば、同じ情景だったとしても、そのときの登場人物の気持ちによって見え方が変わってきます。

明るい気持ちのときには「世界全体が彼を照らしているようだ」といった表現がされ、暗い気持ちのときには「彼の眼に見えるすべてが暗くどんよりしていた」といったように変わります。

5年生の国語学習では、4年生のときと比べて、より細部にも気をつけて読み取ることが必要です。

小学5年生 国語の学習ポイント[2]説明文

説明文では、文章中に出てくる言葉が難しくなってきます。わからない言葉が多くなってしまうと国語の学習、特に説明文の文章から遠ざかりがちです。普段から語彙力を増やしていくように心がけていくとよいでしょう。

語彙力を増やす基本となるのが毎日の漢字練習です。該当学年の漢字がのっている問題集やドリルなどで日々語彙力を増やすようにしていきましょう。

小学5年生 国語の学習ポイント[3]韻文

詩や短歌、俳句といった韻文も模擬試験で出題されるため、注意が必要です。

特に気をつけたいのが表現技法。直喩、隠喩といった比喩表現、名詞で結ぶ体言止め、文中の語順をいれかえる倒置法といった表現技法は一度学習をしておくことで得点力を上げることができます。

季語や文学史についてもあわせて学習をすすめておきましょう。2学期以降にはじまる社会(歴史)のベースアップにもつながります。

小学5年生 国語の学習ポイント[3]ことわざ・慣用句

「ことわざ・慣用句」といった知識面の強化も忘れてはいけません。量が非常に多いため、効率よく学習するには似たような特徴のものを関連させて学習していく必要があります。

「犬も歩けば棒にあたる」といった動物に関連しているものや「鼻にかける」といった体に関連しているものでまとめていくとイメージがつきやすく、定着させやすいです。

小学5年生 国語の学習ポイント[4]漢字力の強化

※画像はイメージです

漢字力をつけることは、特に説明文を読み取っていくのに大切です。「感激・感動」といった近い意味を表す「類義語」、「長所・短所」といった反対の意味を表す「対義語」の2つをあわせて学習しておくとよいでしょう。項目を2つに整理して読み進めていく二項対立を理解しやすくなります。

「同音異義語」「同訓異義語」も学習における重要度が高いです。

たとえば「同音異義語」の「キカイ」では音読みの読み方であっても「機械・機会・器械」と複数の熟語が出てきます。

同様に「おさめる」という「同訓異義語」の「収める・納める・治める・修める」といった複数の熟語が出てきます。こちらも説明文の読み取りで差が出てきます。意味のちがいを辞書で調べて理解しておくとよいでしょう。

小学5年生 国語の学習ポイント[5]国文法

中学受験の国語では小学校でほとんど学習しない「国文法」も小学5年生で学習することになります。「主語・述語・修飾語」といった文の要素にはじまり、名詞や動詞といった「品詞分類」にまで発展していきます。

品詞分類の学習は、公立中学校に進む生徒たちの場合、中学校1年生から学習を始めるケースがほとんどです。そのため、この国文法は中学受験の国語におけるひとつの関門といえるかもしれません。文章読解は得意だけれども、国文法は苦手という中学受験生も多くいます。

しかし中学校に進むにあたり、英語の学習でも文法は非常に大切になります。中学受験での勉強が中学進学以降にもつながっていくことがわかれば学習にも前向きになれます。

※記事の内容は執筆時点のものです

朝倉浩之
この記事の著者

学習指導で成績を上げる塾講師、歌で元気を与えるアーティスト。首都圏大手の塾を中心に、大学や高校での指導経験も持つ。知識と経験に裏づけされた教務知識に加え、エンターテイナーとしての資質溢れる授業は、生徒を飽きさせずに成績を上げることで定評がある。また同時に、歌の公演で日本各地を回るアーティストでもあり、YouTubeにアップしている弾き語りなどは12,000を超える累計再生数を更新中。