SAPIXの国語授業は2層方式|SAPIXの賢い使い方【国語】#2
中学受験を目指して塾に通いたい!でも、どの塾がいいんだろう?
情報収集しようとパンフレットや入塾説明会で調べても、実際に通塾をはじめるまで分からない部分はたくさんありますよね。
思っていた感じと違っていた……うちの子とは合わなかった……
そんな後悔をしないためにも、書籍『中学受験4大塾でがんばるわが子の合格サポート戦略』(実務教育出版)が話題のユウシン先生が、SAPIX小学4~5年生の国語を具体例として挙げながら、詳しく解説してくれました!
今回取り上げるのは国語の授業の様子です。SAPIXでは、一体どんな風に国語の授業が進んでいくのでしょうか?
Contents
SAPIX 小学4~5年生の国語授業を解説
国語は週1日に2コマ(A 授業とB 授業)あります。1コマあたりの授業時間は4年生が60 分、5年生が90 分になります。
A授業
A 授業は、Aテキストのテキストナンバーによって2種類の内容に分かれます。
1つは、だいたい5週に1回の頻度で行われる「知の冒険」をメインに扱う授業です。「知の冒険」は、漢字の成り立ち、敬語、文節など国語に必要な様々な知識をまとめて学習します。ここで学んだ内容が、毎週のデイリーチェックで細切れに出題されます(デイリーチェックの出題範囲は各テキストの巻末に掲載されている問題)。
もう1つは、言葉と読解の学習をメインに扱う授業です。「知の冒険」メインの授業以外は、すべてこの形式です。「知の冒険」の替わりに、言葉に関しては「コトノハ」、読解に関しては「読解メソッド」に取り組みます。
B授業
B授業は、Bテキストを使って長文読解を扱います。
授業の流れは、テキストを音読する→「確認しよう」「ならびかえてみよう」を解きながら文章の大筋を理解する(取り組まない場合もある)→「練習問題」に取り組む、となっています。
「練習問題」は記述問題が多く、授業中に解いて、その場で先生にざっくりと添削してもらいながら進みます。そのため、まず自分なりの解答をしっかり書くことが大切です。「解答を書く→先生に見てもらう→解説を受ける」というプロセスが成績アップには欠かせません。
私もよくSAPIX 生を指導しますが、国語が得意な子の多くは授業中に記述問題の答えをちゃんと考えて書いています。読解力の伸びは、B 授業への取り組み方にかかっていると言っても過言ではないので、まずは授業の受け方をチェックしてみてください。
(※この記事の本文は、書籍『中学受験4大塾でがんばるわが子の合格サポート戦略』からの抜粋です。次回は、SAPIX生の自宅学習の取り組み方についてです。)
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