024 勉強を教えるより大切? 家庭で実践できるコーチングテクニック|我が子に中学受験をさせる親が知っておくべき100のこと
こんにちは、ユウシンです。
僕が代表を務める個別指導塾・Growyでは、学習指導のほかに、保護者や生徒がスムーズに中学受験を進めるためのメンタルケアや学習サポートなどを行う「コーチング」というサービスを提供しています。
昨年のサービス開始以来、おかげさまで常にキャンセル待ちが続いているような状況なんですが、それだけ現代の中学受験家庭が悩み苦しんでいる表れのようにも感じられます。
「子どもに寄り添った伴走を」
こんなキャッチフレーズを至る所で目にする中学受験。
保護者の皆さんは、そんなことは充分理解されていると思います。
けれど、頭では分かっているものの、具体的にどういった対応が寄り添うといえるのか分からない……そんなジレンマを抱いている方が実は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は「家庭でできるコーチングテクニック」と題し、僕らGrowyの講師陣が実践しているコーチング手法を一部ご紹介します。
日々の受験生活や親子関係がスムーズに進むひとつのきっかけになればと思いますので、ぜひご家庭でも取り入れてみてください。
それでは、いきましょう!
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Contents
コーチングって何?
コーチングとは、対話を通して対象者の自発的な気づきや行動を促す育成手法のことを指します。
ここで勘違いしやすいのが、コーチングはコンサルティングではないということ。
たとえば、⼤学は何学部を受験しようとか、将来どんな仕事に就こうとか悩んでいる⼈に対して、「あなたは計算が得意だから理系に行った方がいいよ」「キミはやさしい⼈だから看護師さんが向いてるよ」と提案するのはコンサルティングです。
答えを決めつけたり、正解を与えるのではなく、「あなたはどうしたい?」と一緒に答えを探していく。相手の中にある「答え」を⾒つけてあげる手助けをするのがコーチングなんですね。
小学生向けにコーチングを最適化する
さて、先ほど『相手の中にある「答え」を見つける』と言いましたが、小学生の場合は人生の経験値が乏しいため、多様な選択肢を知りません。
そのため、そもそも本人の中に「答え」がない可能性も大いにあります。
たまに催眠術をネタにしたテレビ番組を見かけますが、大前提として「催眠にかかってみたい」と思っている人じゃないと催眠効果は出ない……なんて話を聞いたことはありませんか?
コーチングもこれと同じで、「現状を変えたい」「自分は変わりたい」という前向きな願望がない相手には、あまり意味がないとされています。
Aさん「受験のために勉強しなきゃいけないのに、どうしてもゲームがやめられない。どうすれば机に向かう気分になれるのかな?」
Bさん「勉強よりも今はゲームをしていたい。だいたい、勉強や受験したりする意義を感じられないよ」
2人は「ゲームをやめられない」という同じ課題を抱えているように見えますが、Aさんは現状を変えたいという意識を持っており、Bさんにはそれがありません。
この場合、Bさんに対して有効なコーチングを行うのは、Aさんに行うより難しいのです。
もちろん、Bさんのようなタイプに対してもコーチングのアプローチ手法はたくさんありますが、それをご家庭で実践してお子さんを劇的に変化させるというのは、正直とても難しい。
その場合、まずはどうして受験をするのか?ゲームに節度を保つためにはどうしたら良いのかなど、勉強から少し離れた根本的な視点をもって考え直す必要があります。
とじる
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