SAPIX国語の自宅学習の進め方【2~3日目】|SAPIXの賢い使い方【国語】#4
中学受験塾をもっと上手に使いこなして、子どもを合格に導きたい!
そんな願いを持つ保護者さんに向けて、書籍『中学受験4大塾でがんばるわが子の合格サポート戦略』(実務教育出版)の著者・ユウシン先生から、小学4~5年生のSAPIX生を例に挙げて具体的なアドバイスをお聞きする本企画。
前回に引き続き、SAPIXに通塾するなら必須の「自宅学習」を効率的に進めるためのヒントをお届けしていきます。
塾の授業がない日に取り組むべき国語学習は一体どんな内容?
2日目、3日目、そして毎日のルーティンにしたい自宅学習を、具体的な教材名を挙げながら教えてもらいました。
Contents
【SAPIXの小4~5国語】 自宅学習の進め方2日目
Bテキスト
Bテキストは、授業中に扱う長めの文章読解です。記述形式の問題が中心となっており、国語の力をつけるには強力な教材です。
まずは音読をして、授業中に扱った問題の答えを出すまでのプロセスを思い出しながら、あらためて解答を作ってください。丸付けは、親御さんが行うのがいいでしょう。この教材の解説は非常に役立つので、直しをする際は必ず読み、論理的に問題を解けるように学んでいきましょう。
ちなみに、記述問題の採点は「要素加点方式」です。解答に必要な要素があるごとに加点されます。解答例には必要な要素に傍線が引かれ、配点も書かれています。そちらを参考に丸付けを行いましょう。また、文末表現、てにをは、漢字についても注意が必要で、違和感があれば指摘してあげてください。
Aテキスト「漢字の学習」
まず、何も見ずにすべての読み取り・書き取り問題を解きます。丸付けは、できれば保護者の方がしてください。その際、しっかりトメ、ハネ、ハライについて厳しくチェックしてください。
間違えた問題については、3回ずつ書いて練習します。わからない語句が出てきたら、しっかり意味調べを行うと、語彙の学習にもなって一石二鳥です。そもそも言葉の意味が分からなければ、漢字を当てはめることができません。漢字と語彙の学習は表裏一体なので、どちらもしっかり学習しましょう。
【SAPIXの小4~5国語】 自宅学習の進め方3日目
Aテキスト「知の冒険」「コトノハ」「漢字の学習」
Aテキスト「知の冒険」「コトノハ」「漢字の学習」において、間違えた問題を解き直しましょう。「漢字の学習」に関しては、解き直しでもミスした問題は3回ずつ書いて練習しましょう。
ただ、テキストの構成上、1回目の解答が残っている状態で解き直すと、隠しながらやりづらかったり、どうしても答えが見えてしまったりします。そこで、あらかじめテキストをすべてスキャンして、その都度新しく印刷すると、まっさらの状態で取り組めます。一見面倒ですが、後々ラクになりますよ。
【SAPIXの小4~5国語】 自宅学習で毎日やること
言葉ナビ
言葉ナビは、国語の語句を学ぶ副教材です。毎週のデイリーチェックで出題される範囲を二周できるように、1日に取り組むページ数を設定してください。
単純に「出題範囲ページ×2倍÷7日」のページ数を毎日行うのもいいと思います。また、6日間で1週間分の範囲を取り組み、デイリーチェックのある授業日の前日に一周目で間違えた問題を見直すのもいいでしょう。
ただ、一周目でたくさんミスすると、二周目を授業前日だけで行うのは難しくなります。その場合は、最初の4日間で一周目の範囲を終え、残りの3日間で二周目を行うなど、お子さんに合わせてペースを調整しましょう。
(※この記事の本文は、書籍『中学受験4大塾でがんばるわが子の合格サポート戦略』からの抜粋です。)
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※記事の内容は執筆時点のものです
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