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小学3年生から理科が始まる理由と学習におすすめの教材 (1ページ目)


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小学1、2年生まで「生活科」として学んでいた教科が、3年生から社会と理科の2教科に分かれます。社会も理科も中学受験科目としてしっかりと学んでおきたい教科ですが、どうして3年生で分かれるのか不思議ですよね。

そこで今回は、上記の2教科のうち理科にスポットをあてて、なぜ小学3年生から理科が始まるのか、その理由を解説していきます。また、おすすめの教材をピックアップしてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

理科が小学3年生から始まる理由

※画像はイメージです

それでは、小学1、2年生の理科が生活科へ変わった理由と、小学3年生で理科が始まる理由について考えてみましょう。

小学1、2年生の理科と社会が生活科へ変わった理由

小学1、2年生の理科と社会が廃止されて生活科に変わったのは、平成元年に文部科学省で小学校学習指導要領の改訂があったためです。新設された生活科では、身近な自然観察や植物栽培、動物飼育などの理科の分野と、地域行事や季節行事に参加するなど、社会の分野の学習をおこないます。この時期の子どもの特性は、「自分の実体験を通して考える」というものです。その特性を活かした学習をおこなうために、理科や社会といった枠組みを外して、より活動的な生活科に統合されたようです。つまり、理科と社会が生活科に変わった理由は「子どもの発達に応じた教育をおこなうため」ということになります。

小学3年生で理科が始まる理由

小学3年生で理科が始まる理由もまた、「子どもの発達に応じた教育をおこなうため」と考えられます。この時期の子どもは、1、2年生で実体験を通じて生活科で学んだことを土台に、大きく成長しています。
社会性も備わってきて知的好奇心も強くなり、知りたい、学びたいという気持ちが強くなってくるこの時期だからこそ、生活科から専門的な知識がより得られる理科と社会へと分けられたのでしょう。

専門的になる分、覚えることも多くなってくるため、単に暗記をする勉強方法になりがちです。そうなると、面白みを感じられずに苦手意識を持ってしまう可能性もあるので、ドリルや実際に体験できる教材などを利用して、楽しく効率的に学べる工夫をするとよいでしょう。

小学校の理科学習におすすめの教材は?

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授業の予習復習対策にも中学受験対策にもおすすめのドリル類のほか、実際に自分で組み立てて実験ができる理科の実験組み立てキットの2つをご紹介します。

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