027 SNSにあふれる中学受験情報、どこまで信じる?信じない?|我が子に中学受験をさせる親が知っておくべき100のこと
こんにちは、ユウシンです。
日頃、皆さんはネットでどのような中学受験情報を受け取っていますか?
学校や塾からの公式情報はもちろんチェックされていると思います。
ここ数年は中学受験ブームということで大小問わず多数のメディアが中受を取り上げるようになったし、僕のように受験ノウハウや学習サポートについて発信する指導者も増えました。
そんななか、注意してほしいのがSNSの取り扱いです。
どんな立場の人でも気軽に情報発信できるSNSというツールは、便利ではある反面、本当に役に立つもの・話半分で捉えた方が良いものの区別が付きにくくなっています。
特に、さまざまな情報が錯そうし、精神的に不安定になってしまうことが多い中学受験という世界では、SNSは諸刃の剣になりがち。
そこで今回の記事では、受験生の保護者が知っておきたい「SNSとの上手な付き合い方」を取り上げようと思います。
それではいきましょう!
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「サンプル1」の情報を鵜呑みにしない
X(旧Twitter)やインスタなどSNSで中学受験情報を得ている親御さん、多いと思います。
わが子の受験を経験した先輩保護者や受験勉強真っ最中の当事者家庭による、共感しやすいアカウントがたくさんありますよね。
同じような悩みを抱えている他者を知ることで、不安な時に少しホッとできたり、新たな気づきにつながるヒントとなるかもしれません。
けれど、SNSで見かける情報の大部分は「サンプル1」でしかない。これは必ず心得ておきましょう。
ここでいう「サンプル1」とは何かというと、いち保護者のアドバイスのことを指します。
「わが子は〇〇の勉強法のおかげで合格しました」
「うちは△△を頑張ったから成績が上がりました」
いち保護者が、自分の家庭内で起きたたったひとつふたつの成功体験を、あたかもそれが万人に効く特効薬のようなテンションで語ってしまえるのがSNSの怖さです。
もちろん、このサンプル1は決して嘘じゃないだろうし、誰かを貶めてやろうという悪意の発信でもないと思います。
むしろ、特に先輩保護者によるSNSは、自分が成功したがゆえに自信を持って・良かれと思ってアドバイスしていることが多いようにハタから見ていて感じます。
受け手としては、経験者に自信満々で助言されると、すんなり聞き入れてしまいそうになりますが……
彼らが発信する成功法は、その家庭のそのお子さんに合っていたというだけで、すべての受験生にとって効果的とは限りません。
志望校や居住エリア、子どもの性格や能力、親子関係、教育方針など、この世の中にまったく同じ状況のご家庭はひとつとしてないはず。
名前も顔も知らない保護者による「特効薬”もどき”」は、たくさんあるサンプルの中の1個でしかないんです。
SNSであるあるな保護者の勘違い
具体的な例を挙げてみますね。SNSで散見される情報のなかで、保護者さんが「正解」と勘違いしがちな「あるある勘違い」3つです。
SNSの勘違い①
過去問は10年分はやらなきゃいけない
↓
目指す学校にもよるし、「10年」という数に明確な根拠はありません。
とじる
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