中学受験ノウハウ 勉強法

子供の理解力が上がらない理由と理解力を高める3つの勉強法

2018年6月28日 天海ハルカ

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一生懸命勉強しているのになかなか成績が上がらない。勉強したのに点数が取れない。

そんな子供に親は、「もしかして理解力がないのかも」と心配になってしまいますよね。

同じ勉強をしても理解力がなければ定着せず非効率的です。子供の理解力を上げるための勉強法を3つ紹介しますのでぜひ試してみてください。

「わかった」けど「わからない」理由

多くの子供は、「わかった?」と聞くと「わかった」と言います。でも実際は理解できていないことも多く、結局テストでは点数が取れません。

なぜそうなるかというと、「理解」を勘違いしているからです。子供の「わかる」と大人の「わかる」が違うため、大人が思ったように結果が出せないのです。

理解=アウトプットできること

子供にとっての「わかる」は「説明の意味がわかる」ということです。たとえば漢字の読み方を聞いて理解したとき「わかった」と言いますし、新しい言葉の意味を知ったときも「わかった」と言います。

一方、大人にとっての「わかる」はその一歩先です。インプット、つまり頭に知識を入れたうえで、それを外に出すアウトプットができることが必要です。わかって自分で書けることこそ本当の「わかる」です。

理解力がない子は「答えを聞けばわかる」でOKだと思っています。インプットで終わりです。問題を解いて間違えても、解答で正しい答えを見れば自分の知識になったと勘違いし、点数につながりません。

アウトプットを意識すれば理解力もアップ

受験にあたって必要なのは、テストで点数になる知識です。「聞けばわかる」だけではなく、理解力を上げるには、書いたり話したりといったアウトプットが必要です。

アウトプットを意識した勉強法の中でも簡単なものを3つご紹介します。

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天海ハルカ

天海ハルカ

  • この記事の著者

大手進学塾で国語講師を務め、主に5,6年生を担当。偏差値20台の勉強しない子供から、御三家に合格するレベルの子供まで幅広いレベルを受け持つ。モットーは「無理なく楽しく効率的に」。著書に『中学受験国語・成績を上げる思考力の磨き方-情報を整理し理解して伝える力』(エール出版社)。

中学受験を応援する個人サイトを運営しながら教育系webライターとして教育、子育てサイトでも活動。プライベートでは、わが子の中学受験をサポート中。

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