中学受験ノウハウ

小6で効果的な中学受験算数の勉強法とは? 総復習と過去問フル活用で結果を出そう

2019年2月08日 みみずく

中学受験生とその保護者は、小6になると本格的に受験を意識し始めます。特に、合否に直結する算数の出来不出来がとても気になるでしょう。今回は、小6の中学受験生にとって効果的な算数の勉強法について解説します。

小5までとは違った勉強法が求められる

大手塾に通っている受験生は、小5の時点で中学受験算数のほぼ全分野が終わっています。そして、小6の前半(夏休み前)では、これまで学習してきたことの総復習に当てられます。

この期間で扱う問題は、「倍数と約数」「つるかめ算」「相似」などと細かく分けられるのではなく、「数の性質」「和と差の問題」「平面図形」などの大まかな括りになります。そのため、小5までとは違った勉強法が求められます。具体的には、弱点を発見することと解法の選択を意識することが勉強を中心にするいいでしょう。

弱点を発見する

「速さ」に関係する問題をひと通り解いてみると、上手く解けない問題や毎回間違える問題が明らかになります。それは、旅人算かもしれませんし、流水算かもしれません。

こうして発見した弱点は、小5までで使用したテキストやノートなどに戻って復習するといいでしょう。「弱点ノート」のようなものに、解けなかった問題を切り張りしておくと、それが自分だけのオリジナル問題集になるのでおすすめです。

小6の夏休みまでに弱点を潰しておくと、夏休み以降の学習がスムーズになります。

解法の選択を意識する

たとえば、過不足算は、線分図・面積図・表のいずれを使っても解けます。計算力のある生徒であれば、□やxを使って式を作って、逆算の手順で答を求めることもできるはずです。

このように複数の解法が考えられる場合、「自分はどの解法だと解きやすいかな?」という視点と、「どの解法が他の問題にも応用しやすいかな?」という視点で、自分にとって最適な解法を選んでいくといいでしょう。

和差算には「(和+差)÷2=大きい数」「(和-差)÷2=小さい数」という公式があります。しかし、これらの公式は和差算でしか使えないので、あまり役に立ちません。

一方、線分図を描いて考えられれば、その解法は倍数算や年齢算などにも応用できます。複数の単元で使える解法を定着させられると、算数がどんどん得意になります。

過去問をフル活用した勉強法に移行する

小6では、過去問をフル活用した勉強法に移行していく必要があります。塾に通っていると「夏休み明けまで過去問には手を付けないでください」などと指示されることもありますが、志望校が決まっているなら、塾に従うことが賢明だとも限りません。

もっとも、夏休み前の時期なら、受験生本人が過去問を解かなくても構いません。保護者が過去問を分析して、出題形式や出題傾向を把握し、その結果を日々の勉強に取り入れるとよいということです。

出題形式を把握する

志望校の算数の問題を見て、「問題数と制限時間はどのくらいか?」「問題の難易度はどのくらいか?」「記述問題はあるのか?」などを把握しておきます。

たとえば、問題数が多くて解答だけを求められる出題形式の場合、速く正確に解くことが求められます。これに対応するためには、最短でミスなく解ける方法を模索し定着させる勉強法が有効です。

一方、問題数が少なく途中式も書かなければならない出題形式の場合、答だけを出す勉強をしていても合格は難しいでしょう。普段からていねいに式や図を書いて、それらを言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

出題傾向を把握する

学校によって出題傾向が異なります。毎年ダイヤグラムが出題される学校を志望しているなら、ダイヤグラムの問題に取り組んで得意にするべきです。

また、前半の小問集合で計算問題や簡単な一行問題が出題されるとわかっているなら、これらを速く正確に解ける訓練を日ごろから行う必要があります。

網羅的に全ての単元をできるようにするのが理想ではありますが、現実問題として難しいと思います。だからこそ、志望校の出題傾向に合わせて、勉強すべき内容を取捨選択することが大切になってきます。

結果を出すための勉強法にシフトしよう

小6で算数をどう勉強するかが志望校の合否に大きく関わります。ほかの受験生と差をつけるためにも、結果を出すための勉強法にシフトすることをおすすめします。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

家庭教師/ライター。墨田区・台東区を拠点に活動している個人家庭教師。家庭教師を本業としつつ、ライターとしても活動しています。モットーは「好きな人を応援する」。小学生の指導科目は国語・算数(数学)・英語・理科・社会・作文など。「楽しく学びながら、中学の準備をする」ことを目標に指導をおこなっています。

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