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中学受験理科は生物・地学・化学・物理の4分野! それぞれのつまずきポイントを解説

2018年10月03日 みみずく

中学受験理科は、生物・地学・化学・物理の4分野にわたります。この分類には、次の学習内容が含まれています。

生物 植物、動物、人体、進化
地学 太陽、月、星、天気、川、地層と岩石、環境問題
化学 水溶液、気体、物の燃え方、状態変化
物理 力とばね、てこ・滑車・輪軸、ふりこ、電気、磁石、音と光、熱

中学受験理科の4分野は、中学や高校の理科とも対応しています。ただし、中学理科よりも難しい学習内容もあります。今回は、各分野で中学受験生がつまずきやすいポイントについて解説します。

生物分野のつまずきポイントは身近な動植物と対照実験

生物分野は知識の暗記がメインなので、中学受験生にとっては比較的とっつきやすい分野です。ただし、動植物の名前や分類、臓器・消化酵素などの名称など、中学理科よりも暗記量が多いため、暗記を苦手とする受験生からは敬遠されます。

学校によっては、野菜を食べる部分によって分類したり、季節の動植物名を答えさせたりと、常識クイズのような出題も見られます。日ごろから身近な食べ物や生き物に目を向け、こまめに図鑑をチェックしていれば、丸暗記に陥らず楽しく覚えられるでしょう。

生物分野で計算問題はあまり出題されません。その代わり、複数の実験結果を比較する対照実験の問題が頻出です。対照実験については、発芽の観察など、小学校でも学習します。「どの条件が同じで、どの条件が違うのか?」を意識して言葉にしていくことが大切です。

地学分野のつまずきポイントは天体の動き

地学分野では、多くの受験生が天体の動きを苦手とします。地球の自転と公転による太陽と星座の見かけの動き、また月の公転による満ち欠けが難しく感じられるからです。

これらの学習内容で最も大切なのは、方角を正確に把握することです。上が北で固定されている地図とは違って、さまざまな場所や向きで瞬時に東西南北を判断する必要があります。

図に方角を書き込めるようになれば、天体の動きへの苦手意識も解消されるでしょう。

南中高度や南中時刻、星座が観測できる位置や日時を計算する問題では、地球の自転や公転と計算方法とを結び付けられれば難しくありません。

また、「9月25日3時10分の6時間25分前は……」といったように、24時制で時刻計算できる必要もあります。

化学分野のつまずきポイントは気体や液体の知識と計算問題

化学分野では、なじみのない気体や液体がいくつも登場します。塩素や塩化水素、塩酸などは名前まで似ているから混乱しがちです。「塩素はプールの臭い」のように、身近なところに利用されている気体や液体をまずは覚えてしまいましょう。

それ以外の気体や液体については、ネット上の実験動画や理科の図説などで写真を確認して、色などのイメージと一緒に覚えると忘れにくくなります。

計算問題では、水溶液の濃度や中和滴定、気体の発生量を求める問題は頻出です。濃度の計算は、算数で扱う食塩水問題と考え方は同じです。ただし、溶解度に関する問題では、表やグラフから溶け残りを考える必要があります。

中和滴定や気体の発生は、比例関係に着目することが攻略のコツです。たとえば、100cm3の塩酸と150cm3の水酸化ナトリウム水溶液が過不足なく中和するとわかっている場合、100cm3の2倍である200cm3の塩酸を中和するのに必要な水酸化ナトリウム水溶液も、2倍の300cm3になります。

このタイプの計算問題は、受験生が算数で比例に慣れてから取り組んだ方が飲み込みは早いでしょう。

物理分野のつまずきポイントは計算問題と電気・磁石

物理分野は、ほかの3分野に比べて覚えることが少ない分、計算問題や理屈で考える問題の比率が高くなります。そして、物理分野の出来不出来で、受験生の間で点差が大きく開きます。

主な計算問題は、ばねの伸びや浮力、てこ・滑車・輪軸です。これらの計算を難しく感じさせないようにするには、高校物理の考え方も学ぶことです。力の図示、力のつり合い、モーメントのつり合いまでを理解しておけば、どんな計算問題が出題されても同じ解法で計算できるようになります。特に、上位校志望者であれば、高校物理まで踏み込んだ勉強ができるといいでしょう。

電気と磁石は、最低限の知識をもとに理詰めで考えます。直列回路と並列回路の違いや、右ねじの法則などを理解して、豆電球の明るさや方位磁針の向きなどを正しく答えられるようにしたいところです。

理科の勉強では式と文章と図を結びつけよう

中学受験に限らず、理科の勉強では式と文章と図を結びつけることが大切です。「理科は暗記だ」といって丸暗記しようとすると、おもしろくないうえに何が何だかわからなくなってしまいます。教材に載っている図や表などを何度も見直して、そこからわかることを自分の言葉でまとめるといった勉強法も有効です。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

家庭教師/ライター。墨田区・台東区を拠点に活動している個人家庭教師。家庭教師を本業としつつ、ライターとしても活動しています。モットーは「好きな人を応援する」。小学生の指導科目は国語・算数(数学)・英語・理科・社会・作文など。「楽しく学びながら、中学の準備をする」ことを目標に指導をおこなっています。

Webサイト:みみずく戦略室 墨田区・台東区のプロ家庭教師&ライター
https://mimizuku-edu.com/

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