最近読んだ本を面接で聞かれたらどうする? 質問に上手く答えるための4つのポイント
中学入試の面接では、「最近読んだ本は何ですか?」と質問されることがあります。今回は、この質問に上手く答えるためのポイントと面接本番までに取り組むべきことを紹介します。
Contents
面接で最近読んだ本について質問する理由
そもそも面接で最近読んだ本について質問するのはなぜでしょうか?
考えられる理由はいくつかあります。まずは、読書習慣があるかどうかを確認するためです。次に、説明力があるかどうかを確認するためです。そして、考え方に偏りがないかどうかを確認するためです。
こうした学校側の事情を理解できれば、質問に対して何をどう答えればいいのかも見えてくるでしょう。
質問に上手く答えるための4つのポイント
面接で受験生が自分の考えを正確に伝え、面接官に好印象を与えるための方法があります。最近読んだ本について答える場合について、太宰治「走れメロス」を例として、大切な4つのポイントを紹介します。
あらすじは感動の中心をメインにする
本の内容を聞かれたら、あらすじをダラダラ話さないようにしましょう。たとえば、「メロスは、人を信じられない王が許せなかったので、王を殺そうと城に忍び込んだけれども捕まって…」と、最初から最後まで説明しようとしてはいけません。
あらすじは、短く簡潔に、40字程度に収まるくらいにまとめて話します。その際、感動の中心が伝わるように話すのがコツです。メロスとセリヌンティウスとの友情が感動の中心ならば、「メロスが親友セリヌンティウスとの友情に応えるため、誘惑や困難を振り切って走り抜いた話です」と言えるでしょう。
「おもしろかった」「悲しかった」で終わらせない
感想を聞かれたら、「おもしろかった」「悲しかった」などの直接的な感情表現をできるだけ使わないようにします。面接官に考えが伝わらないだけでなく、幼稚な印象を与えるからです。
「メロスとセリヌンティウスが抱き合うシーンに感動しました」ではなく、「メロスとセリヌンティウスが抱き合うシーンで、自分も親友のことを思い出して、つい涙が出てしまいました」などと具体的に答えると印象的になります。
本から得られた学びを実体験と結び付けて説明する
感想の中には、本から得られた学びを盛り込みたいところです。「走れメロス」を読んで友情の大切さを実感したのなら、それがリアルな友達関係にどう影響したかについて、例を挙げて説明します。
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