親子の中学受験|桜井信一コラム「下剋上受験」
今夜は、「親子の中学受験」がテーマです。よろしくお願いします。
先日かなりの数の家に訪問をさせていただいたのですが、意外と皆さん親子でがんばってますよね。
もっとほったらかしかなと思っていたのですが、結構お母様方って協力的。
親子でがんばっているなーという印象でした。
これ、簡単にいいますけど親はかなりのストレスだと思うんですよね。
たまに、「桜井さんはどうやって抑えていたんですか?」と聞かれることもありまして・・・。
本を読んで下さった通りなのですが・・・。真似しないでくださいね。
他には、一旦外の空気を吸って気持ちを落ち着けるとかね。
そんな返事くらいしかできないのです。
私も色々考えましてね。
でもこれ名案ないですよね。
できるようになってもらうしか方法がない。
「こんなこともできないの?」という気持ちが怒りの発端なんですよね。
小学校6年生になったばかりの子どもって、その程度なんですけどね。
中学受験のあの難解な問題を克服しないといけないのだから、大人の私でもこんなに難しいわけだから、この程度のことがわからなくてどうするの?と思ってしまうのです。
しかし!
その程度でいいんですよね。後で気付くことなのですが。
小学校6年生の幼いあたまで何とかなる程度の話だと後で気付くのです。
訪問してみると、中学生並みのパワフルな子もいたのでびっくりしましたけどね。
まあでも大体が、「ははあ~ん、小学生じゃ~ん」という感じ。
うちの子、あんなにかわいかったっけ?
中学生になって急に変わるのでしょうか。
なんか小学生と中学生って全然違いますよね。
その幼いあたまで何とかなる仕組みになっているんです。
後で考えると結構簡単なんです。
でもそのときはちょーーーーームズイ。
兄や姉ですでに経験済みって人もいるでしょ。
後で考えてもちょーーーーームズイっていうんです。
塾に行かせるでしょ。
宿題をするでしょ。
週テストの準備をするでしょ。
できないところの復習をするでしょ。
模試を受けるでしょ。
その復習をするでしょ。
弱点を克服したいでしょ。
暗記したいこと、色々あるでしょ。
すると、パンクする。
ちょーーーーームズイとなるのです。
よくあるのが、「〇〇算が苦手です」というケース。
〇〇算によってできたりできなかったりする時点で、もう結構ヤバい。
算数を細かく分けて考えている証拠。
ざっくりと大きな器が3つ程度に考えないといつまでも算数ができるようにならないと思うのです。
国語もそうなんですよね。
〇〇系の文章になると急に解けないとかいう場合は、国語を細かく分けている証拠。
もっと、ざっくり行きましょうよ。
国語なんて語句と読解!程度に考えましょう。
細かく細かく考えてしまって、余計に難しくしていると思うのです。深みにはまるってやつですね。
これがね、現状で結構いい位置にいる子はこの仕切りが低い。比較的ごっちゃにみているんです。
すると仕切りをまたいだような問題でもあっさり仕留めてくれる。
この差は結構大きい。
それとね、日々の勉強を準備ととらえることができるかどうか。
こういう問題が出たときの準備として考えることができるかどうか。
難関校受験編の板書にも書いていますが、準備をした問題が出たら驚くほどあっさり仕留めることができる。
あんまりあっさりできて試験中に拍子抜けしちゃうほどだと思うのです。
塾に行かせるでしょ。
宿題をするでしょ。
週テストの準備をするでしょ。
できないところの復習をするでしょ。
模試を受けるでしょ。
その復習をするでしょ。
弱点を克服したいでしょ。
暗記したいこと、色々あるでしょ。
この固まりが、繰り返しになってはいけない。
だんだん慣れてくるような感じになっていないといけないのです。
なかなかうまく伝わらないんだけど、「何となく言いたいことわかる!」って人、いませんか?
2015.4.5 am 0:00
桜井信一
※記事の内容は執筆時点のものです
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