理科の太陽と月が難しい? 原理を理解して天体分野を得意にしよう!
理科の天体分野では、太陽と月の動きに関する問題がよく出題されます。方角や計算も入ってくるため、難しいと感じる受験生も少なくないでしょう。そんな太陽と月について、基本的なことを整理して紹介します。
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地球の自転と公転によって太陽が動いて見える
太陽は高温のガスが集まった球体で、自ら光を発する恒星です。半径は約70万km。大きさは地球の約109倍。地球に降り注ぐ太陽光は、植物の光合成だけでなく、あらゆる生物の活動で役立っています。
太陽が東から昇って西に沈むのは、地球が自転しているから
天体が自らの内部にある軸の周りを回転することを「自転」といいます。一方、天体がほかの天体の周りを回ることを「公転」といいます。
実は太陽も自転や公転をしています。しかし、地球上で太陽が動いて見えるのは、太陽の自転や公転ではなく地球の自転や公転が理由です。
地球は、北極と南極を結ぶ地軸を中心に、24時間で1回転します。そのため、太陽は、1時間で15度(=360度÷24時間)動いているように見えます。
地球の自転の向きは西から東です。この向きと太陽の動く向きは反対になるので、太陽は東から昇って西に沈みます。日本を含む北半球では、北極周辺をのぞいて、太陽が真南に来たときに高度が一番高くなります。このことを「南中」といいます。
日本に四季があるのは、地球が地軸を傾けて公転しているから
地球は、太陽の周りを1年で1回転します。この公転の向きも西から東です。
地球の地軸は23.4°傾いています。そのため、地球の位置によって太陽光のあたり方が変化する日本には、春夏秋冬の四季が見られます。
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