中学受験ノウハウ 連載 FP に聞く中受と教育費のキホン【最新版】

医学部進学を目指すにはいくら必要? ―― FP に聞く中受と教育費のキホン【最新版】#9

専門家・プロ
2024年1月04日 川口裕子

0

「難関」でかつ「教育費が高額」というイメージの医学部。それでも子どもと一緒に目指すご家庭は少なくありません。

現在の医学部人気は「少子高齢化に伴い医療の需要が増えていることに加えて、時代が変わっても“手に職を”と考えるご家庭が多いためでしょう」と語るのは、教育資金設計等のコンサルティングを行うファイナンシャルプランナー・竹下さくらさん。

今回は、医学部にかかるマネーについてお話を伺いました。

医学部でかかる出費

医学部は、在学年数が6年と長いこともありその学費は高額なイメージですが、そのなかでも国公立大学と私立大学の差は歴然です。それぞれどのくらいなのでしょう。

国公立大学は、入学料28万2,000円と授業料年額53万8,000円で、6年間では約350万円。

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
竹下さくら

竹下さくら

  • 専門家・プロ

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。損害保険会社・生命保険会社勤務を経て、1998年にファイナンシャルプランナーとして独立、現在に至る。個人向けのコンサルティング業務を主軸に、セミナーでの講演、新聞や雑誌等への執筆活動など幅広く活動中。二児の母。主な教育資金関連の著書に、『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)、『緊急対応版「奨学金」上手な借り方 新常識』(青春出版社)、『親と子の夢をかなえる! “私立"を目指す家庭の教育資金の育てかた』(近代セールス社、共著)、『書けばわかる!わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』(翔泳社)がある。

川口裕子

  • この記事の著者

ライター。私立中高の受験専門誌がライターとしての出発点。現在は大学や企業取材を中心にノンジャンルで執筆活動を行っている。編集プロダクションクレア所属。