連載 下剋上受験

ある家庭教師の悩み|桜井信一コラム「下剋上受験」

専門家・プロ
2015年10月21日 桜井信一

桜井信一ブログ『父娘の記念受験』で過去に掲載されていた記事から、一部を編集して掲載しています。この記事の内容は 書かれたものです。

「睡眠を優先すべきでしょうか。それとも課題を優先すべきでしょうか」

我が家の受験勉強で一番悔いが残っているのが睡眠時間。もっと効率的な方法をはやく見つけてやれば睡眠はとれたかもしれない。

眠くてはなかなか集中できないもので、本来の能力を発揮できない子が多いと私は思うのです。

そこで睡眠を削らないようにと監修しているマイナビ家庭教師の講師研修で講師たちに伝えます。しかし、この日までにこの目標をというのが家庭にはある。そこが家庭教師を呼んでいる理由になっているわけです。

こんなとき、睡眠か課題かで講師は悩みます。

そこで私に相談してきた。どちらを優先すべきかと。

結論からいうと、睡眠を優先するように伝えているんです。

何とか限られた時間で教え込むか、集中させるか、端折る部分を検討するか、指導面の方で解決しようと相談することになるわけです。

もちろん簡単なことではないのですが。

ところが!

進み具合が悪いと、講師が帰ったあとにお母さんが深夜まで勉強させることがあります。

あれほど寝させてくださいと言ったのに!

となるわけです。

これを読んで「うちのことだわ~」という方がいるはずなのですが、「ざんねぇ~ん」。よくある話なのです。

不思議ですよね。多くの方が同じことで「ちょっとちょっと」となっている現実。

桜井さん、うちの子受かりますか? を書いておいてよかったと思います。

睡眠は個人差があると言いますが、やっぱり限度ってものがあります。

6年生の場合はもうあとわずかなので多少の無理は仕方ないとしても、5年生以下は睡眠が優先。さらに、6年生もこの「多少」が限度をこすから怖い。

やらなければいけないことはたくさんある。しかし、限られた時間を工夫する方法で解決したい。子どもではそんな案は浮かぶはずがないので、大人たちで解決してあげたい問題だと思います。

寝かすための工夫を頑張りましょう!

2015.10.21 am 7:00

桜井信一

※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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