
子供の疲労度を測るよい方法は? ときには勉強を休ませる勇気を ―― 中学受験との向き合い方
専門家・プロ
2019年5月08日
やまかわ
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首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。
前回は親子のコミュケーションをとるうえで⼤切な、リラックスした状態をつくるための⽅法について解説しました。今回は受験勉強中に出てくる疲労について⽥中先⽣に伺います。
Contents [hide]
- 勉強を続けると出てくる兆候は疲れのサインかも
- 受験勉強の精神的疲労。親子でどう判断する?
- グラフを使って疲労の度合いを確認する
- 「休む」と「休まる」とは大違い。大切なのは心身共に「休まる」こと
- 休むことに罪悪感を抱く必要はない。疲れたときは思い切り休息をとる
勉強を続けると出てくる兆候は疲れのサインかも
まずは上のグラフを見てください。縦軸は頑張ることの効率(パフォーマンス)、横軸は頑張り度を表します。
はじめは集中して勉強を続けることができますが、頑張り続けていると、ある境目で縦軸の効率が落ちてくるのがわかると思います。グラフの黄色い部分にさしかかってきたタイミングですね。
これは横軸の頑張りに伴う疲労度が一定の程度に達すると、頑張ろうとしても効率が少しずつ下がることを表しています。疲労が表面化すると、次のような兆候がみられます。
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