連載 中学受験との向き合い方

子供の疲労度を測るよい方法は? ときには勉強を休ませる勇気を ―― 中学受験との向き合い方

専門家・プロ
2019年5月08日 やまかわ

首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。

前回は親子のコミュケーションをとるうえで⼤切な、リラックスした状態をつくるための⽅法について解説しました。今回は受験勉強中に出てくる疲労について⽥中先⽣に伺います。

勉強を続けると出てくる兆候は疲れのサインかも

まずは上のグラフを見てください。縦軸は頑張ることの効率(パフォーマンス)、横軸は頑張り度を表します。

はじめは集中して勉強を続けることができますが、頑張り続けていると、ある境目で縦軸の効率が落ちてくるのがわかると思います。グラフの黄色い部分にさしかかってきたタイミングですね。

これは横軸の頑張りに伴う疲労度が一定の程度に達すると、頑張ろうとしても効率が少しずつ下がることを表しています。疲労が表面化すると、次のような兆候がみられます。


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田中純
田中純 専門家・プロ

開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所付属晴和病院、中高教諭、学校カウンセラーを経て公文国際学園開講準備に参加。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所などでカウンセリングやコンサルテーションを行っている。「一家にひとり、一課にひとりのコミュニティ・カウンセラー」を育てることを目標としている。著書「ストレスに負けない家族をつくる」「中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由」(みくに出版)

この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。