タブレット学習とは? コストや導入することのメリット・デメリットを知ろう (1ページ目)


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中学受験に向けて、「タブレット学習」を家庭学習に導入する親御さんが増えています。しかしタブレット学習がどういったものか理解しておかないと、効率的に勉強させることは難しいといわれています。そこで今回は、効果的なタブレット学習のやりかたについてご紹介します。

タブレット学習ってどんなもの?

タブレット学習と聞いても、実際にどんなものか知らない親御さんも多いようです。ここでは、タブレット学習の内容をしっかりと把握できるよう、基礎情報をまとめてみました。

タブレットで授業やテストが受けられる

一般的にタブレット学習とは、

・授業動画を見る
・動画内で学習した内容に関連した問題を解く(選択式)
・問題の正誤を判定

といった流れでおこなわれます。大手学習塾やモバイルインターネット事業をおこなっている企業がタブレット学習サービスを提供しており、それぞれ特徴は異なるものの、基本的な内容はこのようになっています。「学校や塾での授業を家庭に持ち込む」といったイメージだと分かりやすいかもしれません。

効率的に学べる便利な機能が豊富

授業動画は、あらかじめ録画されたもののほか、リアルタイムで配信されているものもあります。その場合は、質問もリアルタイムでおこなえるなど、タイムラグの少ない効果的な学習が可能です。また、多くのサービスで自動採点機能を採用しているのも特徴です。保護者が勉強を見る負担を減らします。

他には、「デジタルペンで紙に記入すると、その文字がタブレット内の答案用紙にも書き込まれる」という、紙による勉強とのハイブリッド型学習サービスなど、効果的に学習を行うためのさまざまな工夫がされています。

タブレット学習のメリット・デメリットは?

デジタルで学ぶことができるタブレット学習にもメリット・デメリットがあります。

一番の魅力は勉強の効率化!

タブレット学習の一番のメリットは、「子供ひとりひとりに合わせた学習がおこなえる」ことでしょう。自分が伸ばしたい部分や苦手としている部分の動画を選んで見ることができるため、カリキュラムに縛られない自由な学習ができます。

また、子供のスケジュールに合わせて好きな時間に学習ができる手軽さも大きいでしょう。解答に対して即座に採点が行われるなど、効率的な学習サイクルが構築できるのも大きなメリットです。

タブレットならではの弊害もある

デメリットとしては「自由すぎる」ことが挙げられます。どんな学習形態にも共通することですが、タブレット学習も「自主学習のツール」に過ぎないため、本人のやる気次第ではまったく役に立たない可能性もあるのです。

また、紙に書かないことで漢字などが覚えられないというケースや、あまりに効率化されているため子供によっては学習内容をうまくフィードバックができないという場合もあります。タブレットの接続環境によっては、勉強以外のことに興味が引かれ、学習がおろそかになることも考えられます。

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