「応用がきく子」の育て方#10 問題解決力を育てるには?|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
問題が起こったとき、正直に具体的に報告させる
― Point ―
事実を曲げて話す子は、問題解決できなくなる
保育園、幼稚園、小学校のどこかで、自分の子どもがひどい目にあったという話を聞いたことはありませんか?
そんなとき、「ひどい目にあってかわいそう!」「すぐに電話をして事情を聞いてあげる!」と感情的になってしまいがちですが、こんなときこそ親としては冷静に受けとめたいところです。
何かが起こったとき、子どもが正直に報告できるかどうかは、問題解決力が育つかどうかに関わってきます。
問題が起こったら、まず落ちついて、子どもにヒアリングをしましょう。
具体的にどんな場面だったか、そういうことになる前に、何かきっかけになるようなことはなかったかなど…。子どもに確認してから施設や学校に問い合わせましょう。
トラブルを一部始終見ていた先生からすると、「言っていることに間違いはないけれど、その過程はちょっと違う」と思うこともあります。
子どもは、つい自分にとって不都合なことを避けて報告してしまうものです。自分には一切非はないと本当に思って親に話してしまうこともあります。
まだ幼い分、客観視できないのは、仕方がないことです。
もし子どもが自分にとって不利になることを隠していたときには怒ったりせず、冷静に「こういうところを気をつけよう」「こういうことがきっかけで相手も怒ったのかもしれないよ」と伝えましょう。
事実を曲げて話すということは、客観視できないということ。
客観視できないでいると、コミュニケーション力がつきませんし、それをどう解決すればいいのかという問題解決力が育ちません。
子どもが都合よく話していないか、見ておきたいものです。
※記事の内容は執筆時点のものです
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます