連載 学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

「応用がきく子」の育て方#9 親が調べる姿を見せる|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

専門家・プロ
2019年9月24日 松本亘正

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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。

【10歳以降なら】親が探究心を持ち、調べるクセをつける

― Point ―

親が調べる姿勢を見せることで、子どもの考える力がついていく

「自分で調べ、自分で納得する」――このことを繰り返していくことで、考える力は身についていきます。 

10歳になってきたら、辞書を引くことや、図鑑を見る、ネットで検索するなど、調べる方法がわかってきます。 

親が探究心をもって、疑問に感じたことを言葉にし、調べる姿を見せること。 

これをすることで、子ども自身も調べることや考えることが当たり前だと認識するようになっていきます。 

学問でなくてもいいのです。食べに行きたいお店や、テレビに出てきた商品、旅行先選びなど…何でもいいので、調べることをそれとなく教えていくことで、子どもも真似をしていきます。 

子どもが何かを調べているとき、こちらは答えがわかっていても、「つまり、こういうことだよ」と声をかけたりせずに、子どもが自分で結論を出して理解するまで待つようにしましょう。

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※記事の内容は執筆時点のものです

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