「応用がきく子」の育て方#15 メモを習慣にする|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2019年10月21日
松本亘正
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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
【10歳以降なら】簡単なメモをとる習慣をつけさせる
― Point ―
メモをとる作業は、大人になってからも活きる
子どもが10歳になれば、メモをとるようにうながしていきましょう。
たとえば、当塾の授業では、「高知県のところに、なす1位とメモをしておいて」「66%に○を囲んで、機械→自動車と書いておいて」というように具体的に、指示を出します。
そう指示をしても、どこにどのようにメモをしたらいいか最初はわからない子もいますが、習慣にすることが大切なので、5年生になるまでにできればいいと考えています。
5年生でも6年生でも、指示は具体的に出すようにしていますが、徐々に、
「これは自分にとって知らないことだからメモをしよう」
「次に出てきても間違えるかもしれないから、念のためにメモをしよう」
「これは自分にとって絶対忘れない当たり前のことだから聞くだけ」
と自分で瞬時に判断して、必要なところはメモをとるというようにさせたいところです。
その理由のひとつは、まず、書くことで頭に入るから。
理由の2つめは、復習のときに役立つからです。
家庭でできることはどうでしょう。
塾や学校で授業を受けたあと、子どもが何も書き込んでいなかったら「少しでもメモをしてみよう。そのほうが覚えやすくなるよ」と、声をかけてあげましょう。
必要なところをこぼさずにメモできる力は、大人になってからも活きる力です。
聴く力を磨くには、メモ上手になることも、有効です。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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