連載 学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

親の「言葉がけ」#11 きょうだいへの劣等感にはとぼけて返す|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

専門家・プロ
2020年2月17日 松本亘正

子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。

本人自身がきょうだいに劣等感を感じているときには?

― Point ―

あえて「全然そう思わないけど!?」ととぼけて返す

きょうだいのいる家庭でよくあるのが、きょうだいの誰かが誰かに劣等感を抱いてしまうケースです。

こんなときには、親としてどう接すればいいのでしょうか。

まず「あなたにもいいところがある」と言わずに、「えっ!? そうなの!? 全然そう思わないけど」と、とぼけてみましょう。

「お兄ちゃんに比べて僕は勉強もスポーツもできない」
「妹は学校で人気があるけど、私はそうじゃない」

など、きょうだいがいる子は、何かしらの劣等感を親にも伝えてきます。

そんなとき、なぐさめたり励ましたりするのは、逆効果。事実を受け容れて納得させるのは、自己肯定感につながりません。

それよりも、「えっ、そんなこと思っていたの? そんなこと全然ないじゃない」と伝えたうえで、たとえば、「あなたは○○が得意だし」「□□がいいところだよね」と続けてみましょう。

親から肯定する言葉がけをもらえると、子どもは安心します。

「自分は自分でいいんだ」と思えれば、必要以上にきょうだいと比べて気にすることもなくなるはずです。

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※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者
松本亘正 専門家・プロ

まつもとひろまさ|中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表|ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の第一志望校合格率を誇る。中学受験だけでなく、高・大受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。

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