「一点集中タイプ」の子への関わり方|本物の力を育てる「合格する子どもの伸ばし方」
子どもには4タイプあり、そのタイプによって関わり方を変えたほうが、ぐんと伸びる子になります。今回は「一点集中タイプ」の子のシーン別の関わり方を、「NG」「OK」に分けて紹介します。
子どものタイプは、次のページからチェックできます。
Contents
「一点集中タイプ」の子への関わり方
シーン1 塾の勉強スタイル
➡ まわりのペースに合わせることで、せっかくの能力を伸ばせなくなってしまう
塾の時間が、どんどん退屈でムダな時間になっていきます。
➡ 長所や得意分野をぐんぐん伸ばせる
受験では、得意分野がある子のほうが圧倒的に有利です。子どもが悩んでいるときにはヒントを出せば、自分で解決して次に進んでいきます。得意科目でない場合は、大人数のクラスでもOKです。
「一点集中タイプ」の子への関わり方
シーン2 部屋が散らかっているとき
➡ 無理に片づけさせた分だけ、独創的な発想や集中力が発揮できなくなることも……
これは男の子とおかあさんとの間でよく起こりやすいケースです。「整理整頓がすべての基本だから」とつい片づけをうながしてしまいがちですが、このタイプの場合は、あえて直す必要はありません。
➡ 独創性も才能も失わずにすむ
「片づけたほうがいいものだ」ということを、子どもに知っておいてもらうだけで十分です。散らかっていても、子ども自身はどこに何があるのかわかっていることが多いですよ。
「一点集中タイプ」の子への関わり方
シーン3 何かに没頭しているとき
➡ ひとつのことに集中する持久時間を減らすことになる
ただし、ゲームや動画、テレビの場合は、長い時間はおすすめできません。これらは受け身の情報にあたるため、集中してはいても、考える力を磨いているとはいえません。頭や手を使って取り組むものでないと、集中してもあまり意味がないのです。
➡ 集中力がぐんぐん身につく
子どもが集中している間、親御さんも横で別のことに取り組むことをおすすめします。会話をする必要はありません。この関わり方をしていると、親御さん自身も、子どもといい距離感をとることができるようになりますよ。
「一点集中タイプ」の子への関わり方
シーン4 好きな教科しか勉強していないとき
➡ ぐんと伸びるタイミングを奪ってしまい、長所が伸びなくなる
時間を30分ごとに区切って「次は国語、その次は理科」といった型にはめてしまうのはさらにNGです。子どもは「もっと○○教科を勉強したかったのにな」と思いながら親の言うことを聞くことになるので、だんだん勉強嫌いになってしまいます。
➡ 長時間夢中になって集中することで、「ぐんと伸びる」体験をたくさん積める
好きな教科に特化して勉強する時間は、3年生までなら1時間、高学年なら2時間までぐらいが目安です。
「一点集中タイプ」の子には、「得意」を伸ばす関わり方を
「一点集中タイプ」の子は、自分でどんどん物事を進めていくことを好むので、親が関わりすぎることが弊害になる可能性も……。口出しはせず、子どもの好きなことに自由に触れさせてあげましょう。
「一点集中タイプ」の子の力がぐんと伸びる言葉がけを、以下の記事で紹介しています。
イラスト hashigo(silas consulting)
※記事の内容は執筆時点のものです
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