「のんびりタイプ」の子への関わり方|本物の力を育てる「合格する子どもの伸ばし方」
子どもには4タイプあり、そのタイプによって関わり方を変えたほうが、ぐんと伸びる子になります。今回は「のんびりタイプ」の子のシーン別の関わり方を、「NG」「OK」に分けて紹介します。
子どものタイプは、次のページからチェックできます。
「のんびりタイプ」の子への関わり方
シーン1 塾を選ぶとき
➡ 授業についていけず、何を学んでいるのかさえわからなくなってしまう
ただ時間が過ぎるのを待つだけになってしまうので、すぐにでも環境を変えたほうがいいでしょう。
➡ 個別にじっくり説明してもらうことで、よく理解できて学びも進む
このタイプは、個別で対応したほうが伸びます。集団の中にいると、勉強の進み方のペースや集中できる時間などが合わないことが多いからです。1対1で向き合って、どこまでわかるのか、どこでつまずいているのか、しっかり把握して指導してもらえる場に通わせるのがおすすめです。
「のんびりタイプ」の子への関わり方
シーン2 勉強のペースが遅れているとき
➡ 2〜3学年低いところから、ずいぶん時間をかけて学び直さなければいけなくなる
こうなると、遅れを取り戻すのに、多大な時間と労力がかかるようになってしまいます。10歳の時点で対策をとったほうがいいでしょう。
➡ 親の存在を心強く感じて、安心して勉強に取り組むようになる
このタイプには、放置することが一番の大敵。安心できる環境で大人に見てもらえると、前向きに勉強に取り組めます。
「のんびりタイプ」の子への関わり方
シーン3 勉強させるとき
➡ 勉強=苦痛でしかなくなるため、サボるようになっていく
30分もたったころには集中力が切れて、簡単な問題も解けなくなってしまうので、やめましょう。
➡ 細かく勉強時間を刻むことで、集中力が続くようになっていく
本人がもう少しがんばれそうなときでも、15分たったら休憩を入れるようにしましょう。そのほうが、勉強を好きになれます。休憩時間には遊んでいいというルールも設けるといいですね。
「のんびりタイプ」の子への関わり方
シーン4 勉強習慣をつけさせたいとき
➡ ひたすら自信を失っていくうえ、親との関係も悪くなる
親御さんが教育パパ、ママのご家庭で、よく起こりがちなケースです。
➡ 勉強に自信が持てるようになり、机に向かう習慣が生まれる
このタイプの子には、いかに苦痛なく机に向かわせるか、自信を失わずに勉強させられるかが伸びる鍵になります。無理に背伸びせず、基礎をしっかり身につけていけば、飛躍する時期がきますから、子どものやる気を大切にしてあげてください。
「のんびりタイプ」の子には、放任しない関わり方を
もっとも親が介入がしたほうが伸びるタイプです。放任が合っていないタイプとも言えます。「いつかはこの子も!」と思ってそのままにしておくと、期待が裏切られる可能性も……。親や周囲の大人がしっかり関わることを決めて、二人三脚で明るいゴールへ向かうことが、飛躍につながります。
「のんびりタイプ」の子の力がぐんと伸びる言葉がけを、以下の記事で紹介しています。
イラスト hashigo(silas consulting)
※記事の内容は執筆時点のものです
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