学習 国語

【国語】時間が足りない子に試してほしい時間配分のコツ

2022年6月14日 天海ハルカ

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国語のテストは時間が足りなくて全部解けない……塾講師時代はそんな悩みをよく耳にしました。また模試の回答を見ても最後の大問に空欄が目立つことが多く、「問題を解くスピードが上がらない」といった悩みを強く感じていました。

言うまでもないことですが、テストで最後まで解ききれないのはもったいないことです。まずは最後の1問まで解き終えるように進め、そこから正確性を高めていくのが良いでしょう。今回は、国語のテストでうまく時間配分をするためのポイントを解説します。

漢字のペースは10問で3分

漢字の書きとり問題の目標は、10問で3分です。これは二字熟語を想定しているので、四字熟語が入る場合はもう少しかかってもOKです。

3分と言われると短いように感じるかもしれませんが、実際に書いてみるとそれほど難しくありません。「10問で3分」というペースだと、1問にかけられるのは18秒。たとえ画数の多い熟語であっても、問題を見て考え、書くには十分な時間です。

ただし、わからない問題をじっくり考え、推測して書くには「18秒」は短い時間でもあります。答えを思い出せなければ先へ進む勇気も必要です。

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天海ハルカ

天海ハルカ

  • この記事の著者

大手進学塾で国語講師を務め、主に5,6年生を担当。偏差値20台の勉強しない子供から、御三家に合格するレベルの子供まで幅広いレベルを受け持つ。モットーは「無理なく楽しく効率的に」。著書に『中学受験国語・成績を上げる思考力の磨き方-情報を整理し理解して伝える力』(エール出版社)。

中学受験を応援する個人サイトを運営しながら教育系webライターとして教育、子育てサイトでも活動。プライベートでは、わが子の中学受験をサポート中。

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