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【国語】時間が足りない子に試してほしい時間配分のコツ

2019年10月21日 ハルカ

国語のテストは時間が足りなくて全部解けない……塾講師時代はそんな悩みをよく耳にしました。また模試の回答を見ても最後の大問に空欄が目立つことが多く、「問題を解くスピードが上がらない」といった悩みを強く感じていました。

言うまでもないことですが、テストで最後まで解ききれないのはもったいないことです。まずは最後の1問まで解き終えるように進め、そこから正確性を高めていくのが良いでしょう。今回は、国語のテストでうまく時間配分をするためのポイントを解説します。

漢字のペースは10問で3分

漢字の書きとり問題の目標は、10問で3分です。これは二字熟語を想定しているので、四字熟語が入る場合はもう少しかかってもOKです。

3分と言われると短いように感じるかもしれませんが、実際に書いてみるとそれほど難しくありません。「10問で3分」というペースだと、1問にかけられるのは18秒。たとえ画数の多い熟語であっても、問題を見て考え、書くには十分な時間です。

ただし、わからない問題をじっくり考え、推測して書くには「18秒」は短い時間でもあります。答えを思い出せなければ先へ進む勇気も必要です。

わからない問題は印をつけて飛ばす

途中で出てくるわからない問題に時間をかけてしまうと、後に出てくる簡単な問題を捨てなければいけない可能性が出てきます。国語の問題には本文を読み返す必要もなく、正答率も高い、いわゆる“サービス問題”が後半にあることも少なくありません。解かないともったいないですよね。

たとえば4択の選択問題なら、3択や2択まですぐに絞れることが多いです。少し絞ったあとに悩むようなら可能性の高い答えを書いておき、問題用紙に印をつけて一旦飛ばしましょう。1問の正確性を突き詰めるより、全体の正答率を上げたほうが点数は良くなります。

すぐに思いつかない抜き出し問題は飛ばす

記述は時間がかかるからと飛ばす子が多いのですが、実は「抜き出し問題」がもっとも時間を取られます。抜き出し問題はまず問題文を読み、自分なりの答えをイメージし、それを本文から探すというステップを踏みます。答えの内容を考えるのにも時間がかかりますし、たとえわかったとしても本文から答えを見つけられなければ書けません。

すぐに自分なりの答えが思いつかないようなら、その問題は飛ばしましょう。時間をかけて答えがイメージできても、探すのに時間がかかってしまいます。本文から字数や文末を意識して抜き出す作業は、思ったよりも時間を取られるものです。

貴重な時間を使ったとしても、抜き出し問題の配点がほかの問題と大きくは変わる、ということはあまりありません。そのため、抜き出し問題の答えがすぐに思い浮かばないときは、違う問題に時間をかけるのがおすすめです。

記述は「1点が取れる答え」を書いて次に進む

記述問題を見ると、考えることなく飛ばしてしまう子が多いのですが、とてももったいないです。マルかバツかの選択問題と違い、記述には「サンカク」があります。そのため、必要な内容に少しでも触れられれば部分点がもらえます。

登場人物の気持ちを答える問題なら、気持ちの方向はプラスがマイナスか、直前に何があったか、だけでも考えてみましょう。短くシンプルな文を書くだけでも1点がもらえるかもしれません。

たとえば、模範解答が「仲が良いと思っていた友達からみんなの前で自分でも気にしていた欠点を指摘され、恥ずかしさを感じるとともにつらい気持ち。」という記述問題があるとします。それに対して「友達にひどいことを言われてつらい気持ち。」とシンプルに短く書いたとしても、部分点が期待できます。

多くのテストでは、記述問題が2~4問ほどあります。それぞれ1点ずつでも取れれば、空欄のまま提出するよりも2~4点の差になります。選択問題を1つ正解したのと同じくらいの点数アップですよね。

文字数の条件がある場合は難しいですが、そうでなければ問題文に合う形で何か書いてから先に進む習慣をつけましょう。

まとめ

中学入試では、「どれだけ力をつけたか」だけでなく、「どれだけ力を発揮できるか」が重要です。国語は長文読解があり問題を解く時間が短いので、テストの解き方が点数に大きく関わります。身につけた力を十分に発揮するためには、まずは空欄をなくすことが大切です。そして完璧な答えを埋めていきたい気持ちはぐっとこらえ、最後まで書ききることを目標にしましょう。国語のテストのたびに、少しずつ意識してみてくださいね。

※記事の内容は執筆時点のものです

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