中学受験ノウハウ 過去問

【中学受験】過去問演習で目標にする目安の得点と活用法

2019年10月29日 石井知哉

中学受験の勉強で「過去問」は必須アイテムで、その使い方が合否を左右するほど重要なものです。そこで、過去問を最大限効果的に活用するためのポイントを解説します。

過去問演習で目安にすべき3つの得点

過去問は入試で実際に出題されたものですから、その攻略が合格への近道です。過去問を解いたあとには、必ず自己採点をしましょう。自己採点をすると、実戦的な学習や本番へのシミュレーションをおこなえるとともに、現状を客観的に把握できるので、目標とのギャップが正確に見えてきます。

自己採点をするときの目安になるのが、次の3つの得点です。

【1】 受験者平均点
【2】 合格者平均点
【3】 合格最低点

いずれも年度による変動があるので、最も高い年度の点数を目安にしましょう。超えるハードルは高くなりますが、それを超えられると合格にグッと近くなります。ちなみに過去問の公表・非公表は各中学校次第で、公表されている場合は学校のホームページや、市販の過去問題集で確認できます。

【1】 受験者平均点

その中学校の試験を受けた全受験者の平均点です。合格者も不合格者も全て含めての平均点ですから、この点数をクリアしたとしても、合格するとは限りません。

【2】 合格者平均点

その中学校に合格した受験者の平均点です。合格者全員の平均ですから信憑性が高く、第1に目標とすべきものです。

【3】 合格最低点

その中学校の合格者のうち最も低い点数です。これを下回ると不合格となる、いわゆるボーダーラインですから、最低でもこれをクリアできることを目指しましょう。

公表されている情報が少ない場合は?

「受験者平均点」は、ほとんどの中学校が公表します。しかし「合格者平均点」と「合格最低点」は非公表とされることもあり、この場合は目標設定に困りますよね。大手塾であれば、多くの受験者と合格者の自己採点結果を収集し、自前でボーダーラインを算出します。その点で、大手塾に通うのは情報量の面で有利です。

では、そうでない場合にはどうすべきか?目標もなく漫然と解くと、せっかくの過去問も効果半減です。そのため、自分で目標設定する必要が出てきます。この場合は、「受験者平均点」と「倍率」からボーダーラインが推定できます。

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石井知哉
この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。