中学受験ノウハウ 出願から入試本番まで

【中学受験】入試直前期に親がすべき理想的なサポート

2019年11月26日 石井知哉

中学受験の合否を分けるのは子どもの学力といわれますが、入試本番で子どもが実力を発揮するためには、親のサポートも必要です。わが子を合格へと後押しするサポートについて解説します。

入試直前期に親として心がけたいこと

入試直前期に親として心がけたいのは、入試当日に子どもがベストなパフォーマンスを発揮できるようにすることです。そのためのサポートをおこないましょう。

具体的には次の2点です。

■入試の事務手続き・事前準備
■体調管理とメンタル面のケア

この2つの面で親御さんが理想的なサポートをすることで、子どもは最後の追い込みや入試本番に専念できます。

入試の事務手続き・事前準備

入試の事務手続きや事前準備は、抜け漏れなくおこないたいですね。本命校と併願校を決めたら、次の4点に取りかかりましょう。

【1】過去問の入手
【2】出願手続き
【3】当日の交通ルート作成
【4】学校の下見

【1】過去問の入手

受験勉強において、過去問は欠かせません。未入手であれば、購入しましょう。本命校の場合はなるべく多くの年度の問題を解けるように、最新年度のものだけでなく、ネット販売などを利用して中古の旧年度版を入手しておくのもおすすめです。

【2】出願手続き

最近はweb出願にも対応する中学校が増え、手軽な印象もありますが、いざやってみるとかなり大変なのが出願手続きです。書類作成や金融機関への受験料振込だけでなく、小学校に調査書の作成を依頼する必要が出てくることもあります。

ここでのミスは子どもの努力を台無しにしかねないので注意が必要です。特に初めて経験する親御さんは、手続きの期限を正確に把握したうえで、余裕を持って進めるようにしましょう。

【3】当日の交通ルート作成

入試当日の自宅から学校までの交通ルートを決めておくことも必要です。インターネットの路線検索を使えば最短ルートも所要時間も簡単にわかりますが、それ以上に考慮すべきこともあります。たとえば試験開始時刻に合わせると、電車の通勤ラッシュと重なりやすくなります。多少遠回りになっても、子どもの負担が少ないルートを選ぶ、ラッシュアワーになる前の時間帯に学校最寄り駅に着いておく、といった考慮も大切です。午前入試と午後入試を連続して受ける場合には、学校間の移動ルートも考える必要があります。

【4】学校の下見

最寄り駅から学校までの道のりを、子どもと一緒に歩いて確認しておくとよいでしょう。地下鉄の駅構内は複雑なので、出口を間違えることもあります。下見をしておけば、入試当日に想定外の事態に陥るリスクを減らせるでしょう。子どもにとってはイメージトレーニングにもなり、当日の緊張を和らげる助けにもなります。出願手続を窓口で受け付けている場合には、下見と合わせておこなうと効率的です。

体調管理とメンタル面のケア

入試本番で実力を発揮するために、万全な体調で臨みたいものです。そのためのケアも大切なサポートです。就寝・起床のリズムを整えることや、栄養バランスのよい食事を用意することは、生活を共にする親だからこそできるサポートです。また、インフルエンザの予防接種の手配などをはじめ、病気や怪我の予防も欠かせません。

一方で、直前期は子どものメンタル面のケアも重要です。中学入試を目の前にして、誰よりも不安なのは子ども自身です。追い込みの時期には、朝から午後まで学校、夕方から塾と、一日中机に向かって勉強する時間を過ごすので、ストレスも抱えます。そうしたストレスは集中力を妨げ、勉強の効率を低下させるものです。ですから、子どもが家でリラックスして過ごし、ストレスを解消できるように接することもサポートのひとつです。

「中学受験は親子の二人三脚」と言われますが、第一志望校合格という目標に向けて、子どもは実力アップ、親はサポートというそれぞれの役割に専念することで、「理想的な二人三脚」が可能となるでしょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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