連載 桜井信一の中学受験相談室

母親である私が薬を飲まないと息子をサポートできない状態になってしまいました……|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2019年12月04日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小4のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

小4男子を持つ母親です。都立中高一貫校を狙って日々頑張っているのですが、母親である私が薬を飲まないと息子をサポートできない状態となってしまいました。下剋上受験で桜井さんが仰っていた「キレ止め」です。

本来なら受験とは無縁の平凡家庭。私は専門学校中退者。中学受験とは無縁でした。個人指導の塾に通っていますが、課題等のサポートを私が見るとやはり感情が入ってしまうのです。勉強だけではなく小学校の内申も必要で、こちらも一緒に頑張っています。

が、あと2年。このまま薬を飲みながら併走できるのか、もうここまできたら後戻りはできないとわかっているのに、不安で仕方がないのです。漠然とした内容で申し訳ありません。こんな私に喝を入れてください……。

相談者:ミルクティー
お子さまの学年:小4


桜井さんの回答

ミルクティーさま、はじめまして。

喝の前に断薬をおすすめします。量によっては減薬から断薬ですが、精神科または心療内科で相談してみてください。興奮を抑える作用がある薬は、人によっては想像以上に依存するそうです。また、化学薬品としての依存だけでなく、事あるごとに使おうとしてしまう「頼る」という問題もあります。医師とよく相談してみてください。私もとても後悔しています。

ご存知のように、都立中高一貫校はどこまでいっても確実にはならないような気がしませんか。私立中学の対策に比べて漠然としているような気がしませんか。もしそう感じておられるのなら、化学薬品を身体に入れてまではリスクと釣り合っていませんよね。

受験ってしんどいですよね。

ちょっとマラソン選手を想像してください。42.195キロを走る有力選手がいたとします。本人の能力もありますが、名コーチが結果を左右する一面も大きいと思いませんか。どんなトレーニングをするのが妥当か。なかなかタイムが出ないときはどうすれば良いか。自転車で併走するのか一緒に走るのかわかりませんが、すべてを見ていないと正確なコーチングはできませんよね。


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桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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