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生物分野「植物」の学習は、光合成を柱にして覚える|なるほどなっとく 中学受験理科

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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

理科のなかでも生物分野は、覚えることが特に多い。そう感じている受験生や保護者の方は多いようです。さまざまな事柄をどのように関連づけて学習すればよいのか? ここでは、「植物」を取り上げてお伝えします。

植物のつくりと働きは、光合成を柱にして覚える

生物分野の単元は、植物、動物、人体に分かれます。受験生は、いろいろな知識をとにかく頭に詰め込み、たくさんの問題パターンを覚えることに注力しがちです。保護者の方も植物の学習では、花の種類や特徴などを多数覚えさせなければと考えている方が多いようです。

覚えるべきことは確かにありますが、何を優先して学ぶべきかを知り、さまざまな事柄を関連づけて覚えることが大事です。知識をまとめることで、インプットだけでなくアウトプットもしやすくなります。

中学受験の植物の学習は、まず植物のつくりと働きを理解することが大事です。植物のつくりと働きに関しては、対照実験の問題もよく出題されます。問題の条件をしっかり整理し、データを確実に読み取れるようにしましょう。

植物のつくりと働きを学習するときは、

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小川眞士

小川眞士

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小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

水溜 兼一(Playce)

  • この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。