連載 桜井信一の中学受験相談室

塾の成績が悪い息子、親の助言も全く聞きません。受験をやめるべきでしょうか?|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

2020年3月30日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小4のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

現在小4の息子の事で相談させてください。

息子は小3から姉(現在小6)と一緒に大手中学受験塾に通っています。 姉は入塾テストをパスしました。息子はテストの点数は酷いものでしたが、小3&姉が入塾したため入塾させていただきました。

通いはじめは平均点には及ばないものの、これから伸びていくのかな、と思い見ていたのですが、徐々に成績は低迷。小5 のカリキュラムが始まりましたが、点数がほぼない状態です。本人も出来ていないと理解しています。

何度も「地元の中学へ」と甘い言葉をかけて誘いましたが、拒否。

かといって「塾の勉強を一緒にやろう」と言っても、激怒して拒否され、どうにもこうにも進まないのです。

桜井さんの 攻略本を購入し、「こんなやり方もあるよ。凄く簡単にできるよ。」と話しても 僕はこうやって習った!と、学校のやり方以外受け入れてもらえないのです。

自分が「出来ない」ということがわかっている、こんな息子にどう声かけしていけば良いのでしょうか?

娘とは違い、素直に話を聞いてもらえないので困っています。

本人は受験する!と、言っているので、出来ればそうしてあげたいのですが、暴言、暴力も振るうので、このままでは親子の溝が生まれそうです。受験をやめるべきでしょうか?

相談者:えみすけ
お子さまの学年:小4


桜井さんの回答

えみすけさま、はじめまして。

中学受験の悩みというよりも思春期の悩みですね。

長距離マラソンのランナーをお子様、コーチをお母様 、ふたりで協力して目標を達成したいと考えたとき、コーチの言うことは聞かないわ、コーチに暴力をふるうわ、では話にならないですよね。

では、「中学受験に成功する子に強烈な反抗期の子はいないのか?」というと、これは当然「いる」のです。でも、反抗しても勉強ができるのですから、頭のいい子であったり、負けず嫌いであったりするわけです。コーチなしで好タイムを出してしまうのです。

ところが、基礎がなっていない・練習方法もわからない、という子は、コーチの指導が必要です。

まだ小学生は損得勘定ができない年齢ですから、今の状態が損だと気づいていないのでしょう。そこを根気よく説明できるでしょうか。私は、トコトンやってほしいなあと思いますね。

正直なところ、この話は良い回答がないのです。「お母様、トコトン頑張って!」というところです。勉強以前の部分ですね。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者

中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。 勉強のコツや中学受験の裏事情をユニークな語り口で紹介するブログは根強い人気を博している。

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