連載 桜井信一の中学受験相談室

小5の夏期講習を受講するか悩んでいます。|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

2020年5月29日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小5のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

娘は小4の2月から塾に通いはじめ、真面目にコツコツやっていますがなかなか結果に結びつきません。何とかしたいと思い、「下剋上受験塾」も受講中です。

塾の小5夏期講習を受講するか迷っています。このまま受講して娘が伸びるとも思えない、しかし、夏期講習を受けないのはとても不安です。私と二人で塾以上のことができるのだろうか・・・と悩んでいます。

普段の勉強のやり方から見直すことは必須と思いますが、貴重な夏休みを塾の宿題に追われ、気付いたら何となく終わっているような気がしてなりません。

相談者:きなこ
お子さまの学年:小5


桜井さんの回答

きなこさま、はじめまして。

下剋上受験塾をやってくださっているのですね。ありがとうございます。

もうこれ、ハッキリ言いますとね。5年生の夏期講習は塾への忠誠心みたいなものなのです。

6年生は放っておいても夏期講習に参加してくれるのです。問題は5年生なのです。5年生ってまだ冷静な人も多く、「たっぷり時間を使える夏休みに自学して巻き返さなきゃ」と考える人もいれば、「来年は旅行に行けないから今年のうちに家族旅行」という人もいるのです。つまり、塾は夏期講習代を取り損ねることがあるわけです。

商売ですから当然有形無形のノルマがあるでしょう。すると、どうしても参加させたい。意地でも参加させたいわけですね。そこで、重要単元の「割合」「比」などを夏期講習にやるカリキュラムを組むなんて無茶が起きるわけです。

でも、塾に惚れているなら「そりゃ協力してあげなきゃダメだよぉ」という話です。6年生になって可愛がってもらえないかも、なんて心配はいらないのです。塾の進学実績になるような看板校に合格する可能性のある子は放っておきませんから。

今年は例年とは違います。カリキュラムが正常に捗っていないのです。逆に夏にじっくり振り返りたいくらいなのが生徒側の事情。そして、夏に稼ぎたいのが塾側の事情です。

仮に、私の子がいまサピックスにいて、順調にきているとします。5年生の夏、これは参加させますね。それが普通というならそのまま終えたいです。でも、いまの状態が入塾した時の理想と違っていたら、私は間違いなく別行動をとります。だって志望校に入れてやりたいですもん。親塾で突き進んだのと同じで、一番可能性が高そうな手段を選ぶでしょう。

でもですよ。子どもが「みんなも行くから私も行きたい」と言ったら…。行かせちゃうかもしれませんね。「よし、10万円の申請を今からでもしよう!」となるかも。

良い流れか、不本意な流れか。このままか、変えたいか。そこでしょうね。

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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者

中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。 勉強のコツや中学受験の裏事情をユニークな語り口で紹介するブログは根強い人気を博している。

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