連載 桜井信一の中学受験相談室

難関校に入った兄と同じように勉強しても、妹は成績が低迷。八方塞がりです……|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2020年6月24日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

桜井さん、こんにちは。小6女子の親です。上の子に続き、二度目の中学受験に臨んでいます。

上の子(兄)は小3からの通信教育にくわえて、小5からは国語と算数だけ週一で塾に通っていました。模試の点がイマイチだったため下剋上算数にもお世話になりました。その甲斐あって、最高峰ではないものの難関校の部類に入る中学校に入学し、充実した日々を送っています。

問題は下の子(妹)です。同じように通信教育を小3から小5までやったものの、どうやっても成績が上がらず、塾に入っても低迷したままです。とはいえ全くできないわけではないのです。下剋上算数の基礎編を小5から、難関校編を小6の5月からはじめていますが、兄の同時期とそう変わらず6割くらい、あるいはそれ以上できている日もあります。それでも偏差値は30台です。 理科と社会は塾に入っても覚え方や勉強の仕方が分からず、こちらも偏差値30台です。

「自分の力で解くこと」「自分の頭で考えること」「解説をみてわかったつもりにならないこと」など何万回も言い聞かせましたが、もうどうやってもダメで八方塞がりです。受験をやめさせたいのですが、本人も引くに引けません。 親の方が参りそうです。桜井さんは「兄弟で涼しい顔をして難関校に合格する家がごろごろいる」とおっしゃっていましたが、そんなことはないと思うのです。どうしたらよいでしょうか?

相談者:デイビッド
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

デイビッドさま、はじめまして。

大変失礼な話からで恐縮ですが、お受験の掲示板に投稿したら見ている人たちからフルボッコにされそうなご相談ですね。

兄弟で難関校というケースが多いとは思います。しかし、それは同じような関わり度ではないかもしれませんね。 長子と同じように通信から入らせた、同じように塾に切り替えた。そして、「解説をみてわかったつもりにならないこと、自分の頭で考えること」と言ったわけですね。

ところで、「解説をみてわかったつもりにならないこと、自分の頭で考えること」とは具体的にお子さんは何をすれば良いのでしょうか。「わかったつもりになるな」と言われて何を反省し、改善はどんな風にすれば良いのですか? 「自分の頭で考えろ」って、具体的にどうするのですか? そこを教えられるのであれば効果が出ているでしょう。そこを教えることはできないので、自分で解決しろということであれば、そりゃ当然平行線でしょう。


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桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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