中学受験ノウハウ 連載 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

子どもの「叱り方」―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

専門家・プロ
2020年10月20日 やまかわ

中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。

勉強のやる気が見えなかったり、受験直前にも関わらず子どもの気が緩んでいたりしたら、親としてはつい怒ってしまいたくなりますよね。ただ、怒ることは意外に難しいものです。場合によっては、子どもの意欲を大きく下げてしまうので注意が必要です。

「怒る」と「叱る」は違う

前提として、「怒る」と「叱る」には明確な違いがあることを理解してください。「怒る」は、「なんで言うことを聞かないんだ!」と気持ちを爆発させ、不快感をあらわす行為。「叱る」は、相手の悪い部分を指摘して、それを改めるように促す行為です。両者の違いは、“憎しみ”があるかどうか。自分では「子どものために怒っている」と思っていても、実は自分のイライラを解消するために声を荒げている親御さんは少なくありません。親は子どもと過ごす時間が長いため、子どもに対してイラ立ちや不満を溜めこんでしまうことは多いでしょう。しかし「怒る」と「叱る」の区別を意識しておかないと、子どもを委縮させたり、逆に子どもが反抗してきたりと、状況をさらに悪化させてしまうケースも多いのです。

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亀山卓郎
亀山卓郎 専門家・プロ

かめやま たくろう|明治学院高等学校、成城大学卒業。大手塾・個人塾などで教務経験を積んだ後、2007年に転居のため千葉県及び江戸川区の塾を閉鎖し、台東区上野桜木で「進学個別桜学舎」をスタート。首都圏模試の偏差値で60を切る学校への指導を専門に「親子で疲弊しないノビノビ受験」を提唱している。第一薬科大学付属高校上野桜木学習センター長。YouTube「下町塾長会議」構成員。著書「ゆる中学受験ハッピーな合格を親子で目指す」(現代書林)、「めんどうな中学生(わが子)を上手に育てる教科書」(ブックトリップ)、構成・問題監修「LIZ LISA Study Series中1/中2」、監修「おっぱっぴー小学校算数ドリル」(KADOKAWA)

この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。