連載 桜井信一の中学受験相談室

塾を休みがちな子供。反抗期で親のアドバイスは聞きません……|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

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2020年11月19日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

小6女子の親です。子供は昨年12月頃から関西の大手受験塾に通っています。休みがちな時期はありましたが、何とか夏期講習も乗り切りました。ところが入試まで残り2ヶ月の今、再び休みがちになってしまいました。

中堅志望校のプレテストは合格ラインを超えており、問題の6割は解けていますが、塾での勉強をストップすると落ちていくのではないかと不安です。

家庭教師も併用して苦手な算数のフォローをお願いしていますが、塾は休みがち。特に社会は、得意にもかかわらず、先生が怒って怖いとの理由で行きません (そうでもなさそうてすが) 。また他の科目も、授業の最初の確認テストは点数が悪いと言われるので行っても遅刻。叱っても逆ギレ、かといって家で勉強するでもなく、時間あれば漫画……。激しい反抗期で親のアドバイスは聞きません。もう、どうすればいいのかわかりません。

唯一、家庭教師の時間だけは勉強しています。父親は一切、受験にかかわってはくれません。このまま、直前にエンジンかかるのを待つしかないのでしょうか。

相談者:はやねえ
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

はやねえさま、はじめまして。

これ、冗談ではなくて季節的な要因があるかもしれませんね。ぼくのように年齢を重ねるとリズムを掴み、「この時期は弱いからその前のタイミングで頑張ろう」とかできるのですが、子どもはそういうわけにいかないですよね。

さて、どうするかですが、最後の方でご自身が答えを見つけておられますね。『唯一、家庭教師の時間だけは勉強しています』ということは、社会も何も家庭教師でいいじゃないですか。いま5年生なら大きなお金になりますが、残り2か月間、家庭教師がいつも家にいる状態にしても1年間の塾代より安くないですか。

合格したい、勉強してほしいならそこしか残っていないと書いてありますものね。逆に『直前にエンジンがかかる』これはないかもしれません。開き直る子もいますから。お父様は学費係で活躍してもらいましょう。

「解決するしかない」と考えると、こういう回答になります。多くの人が「解決したいな」止まりなんですよね。簡単なことです。退路を断って考えましょう。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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