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ネット授業に集中できない子供。どうすればいいか教えてください|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2020年11月27日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

桜井さん、こんにちは。小6の子供のことで相談させてください。

受験直前のこの時期になっても、ネット授業に集中できずに別のサイトを見てしまいます。せめて最後だけでも悔いなく勉強してもらいたいです。どうすればいいか教えてください。

相談者:りんご
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

りんごさま、こんにちは。

問題を解く前にちょっと、1問解いてはちょっと、わからなくなってきたらちょっと、そうしてダラダラしてしまいますよね。こういうときに叱ってもダメなのはもうわかっておられるでしょう。

目標2時間としましょう。2時間集中してほしい、その2時間をひとりでがんばらせるのは無理ではないでしょうか。

こういうのは、慣れている子にとってはあっという間の2時間で、慣れていない子には地獄の2時間でしょう。今まで、「この先生はわかりにくい」とか、「これはやる気がでない」とか、子供の言い分を聞いてきた場合なども、わがままが通ってしまう原因になることがあります。

結論は、一緒にやるしかないんですよね。親が無理ならアウトソーシングですね。近くの大学生にアルバイトで来てもらい、一緒に勉強する。これしかないように思います。1日2時間として受験までの日数をかける。仕方ない金額だと思いませんか。それしかやってくれないのなら仕方ないと思います。

今後のことも含めて本人に頑張らせないといけないと思うのなら、中途半端に口を出さずに放置ですね。いつまでもダラダラするのを見ているとストレスで倒れそうなら、アウトソーシング。部屋を片付けるとすこしは雑念が減りますが、大きな効果は期待できないと思います。

よく考えてください。この対処に名案があったとしたら他の子もやりますよ。そうしたらみんな一緒に底上げするから意味がない。受験というのはそういう勝負なんです。同じ能力だとすると、人が2時間頑張っていたら自分は3時間頑張る。そういう勝負です。とても貴重な経験なので「ただ終わってしまった」とならないように、人生の仕組みを教えてあげてください。そして「お母さんは最後はやってくれると信じているからね」と言ってあげてください。肯定されないと余計にやらないと思います。

私ならわかってくれるまで根気よく説明しますね。決して怒らず説明する、これが大事だと思います。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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