中学受験にかかる費用はどれくらい? 早い段階でコストを把握しておこう! (2ページ目)


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受験本番よりもお金がかかる、日々の学習費用

受験本番にあたって必要な費用だけでなく、無事に受験本番を迎えるまでに必要なコストも考えないといけません。具体的には、学力をアップさせるための塾や模試の費用などです。

塾の費用も安くはない!

一般に学習塾の受講料は高学年になるほど上がります。6年生の中学受験予定者向けのコースだと月に2~3万円以上が普通で、塾によっては5万円以上になることもあります。仮に月に30,000円として、1年で360,000円。夏期講習や志望校別特訓などを受講すれば、さらにその費用も必要となります。

また、塾の授業を受けるだけでなく、自分の学力を確かめるための模試も、定期的に受けることになるでしょう。さらに上位校を受験するつもりなら、学校別の模試を受けてその学校の入試スタイルに慣れておく必要があります。こういった模試も、一回3,000円ほどの費用が必要になります。仮に年に6回模試を受けるとすれば、模試費用は18,000円になります。

参考書や問題集のことも忘れずに

意外にお金がかかるのが、参考書や問題集などの教材にかかる費用です。これは塾により指定された教材を購入しなければならないということもありますし、塾の教材では不十分なところを補うために市販の参考書・問題集を購入するということもあるでしょう。参考書や問題集の1冊1冊はそれほど高価なものではありませんが、中学受験までに結果として何万円分もの参考書や問題集を購入していたというケースも珍しくありません。またご家庭によっては、インターネット授業を利用するためのパソコンやタブレットなどを教材として購入するということもあるはずです。

本格的に中学受験に備えるなら、塾費用を念頭に

最初に見たとおり、受験シーズンにかかる費用だけを見るとそこまでの費用はかかりませんが、やはりそこまでの継続的な学習費用が馬鹿になりません。本格的に中学受験を目指すなら小学校3~4年生の早い段階から塾に行かせることになるでしょうから、100万円以上の出費は必須。それを最低ラインとして、さらにどれだけの時間と費用を投じられるかが合否をわけます。子供をよい学校に行かせるためには、それだけ親もがんばらないといけない――ということですね。

⇒参考記事:東京都『平成30年度 都内私立中学校の学費の状況』
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/12/13/14.html

(中田ボンベ@dcp)

※記事の内容は執筆時点のものです

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