中学受験ノウハウ 連載 桜井信一の中学受験相談室

学習の集中力が欠けている子供。地元の中学校でも良いのでは……? と声をかけましたが、本人は受験を希望しています|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

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2021年1月27日 桜井信一

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『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小4のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

もうすぐ小5になる小4の子供がいます。小3から都立受験の塾に通っているものの「塾の月1テストの結果は下から数える方が早い」という状況続きです。家庭学習は色々と工夫をしています。でも、そもそも学習の集中力が欠けていて、塾で理解ができていないのではと感じています。

前に「全部の科目で80点以上を目指して、ダメなら塾やめようね」と言ったことがあって、その月は目標をクリアしました。ですが「これを継続なんだよ。毎月続けるんだよ」といっても、その後は連続でひどい点数でした。

「近くに公立中もあるし、いま遊んで高校受験をするという選択肢もあるんじゃない?」と声をかけていますが、本人は「受験をしたい」と言っています。言ったとおり塾をやめさせるべきなのでしょうか。

 

相談者:pika
お子さまの学年:小4


桜井さんの回答

pika様、こんにちは。

「近くに公立中もあるし、いま遊んで高校受験をするという選択肢もあるんじゃない?」これは声かけとは言えないのはないでしょうか。

本人は受験したいと言っているのですよね。たとえばpika様が他人から「高校受験をさせてはどうですか?」と言われたらどうでしょう? 声かけにはならないと思いませんか。

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オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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