学習 算数

【算数の応用問題】子供が苦手に感じる3つの理由と家庭学習の注意点

2022年4月24日 石井知哉

多くの中学受験生が苦労するのが、算数の応用問題。「子供は家でがんばっているのに点数がなかなか上がらない」という親御さんの悩みもよく聞きますが、こうした悩みや不安を解消するためには、そもそもどうして応用問題が苦手なのか、その理由を知っておかなければいけません。

応用問題を苦手に感じる理由

文章題や複雑な図形の問題など、算数の応用問題を子供が苦手に感じてしまうのは次の3つの理由が考えられます。

算数の応用問題を苦手に感じる理由

  • 自分で式を立てなければならない
  • 正解までに複数のステップが必要
  • 特殊算の解き方を知らないと対応できない

応用問題が苦手な場合には、まずは3つの理由のどれに当てはまるかを確認してみてください。原因を知ることで、苦手克服に向けて効率良く家庭学習に取り組めるようになります。

理由【1】自分で式を立てなければならない

基本的な計算問題とはちがい、多くの応用問題は自分で式をつくるところから始める必要があります。そのため立式に慣れていない子の場合には「どんな式を立てればいいかわからない……」と始めの段階からつまずいてしまうことが多いのです。

理由【2】正解までに複数のステップが必要

ほとんどの応用問題はひとつの式だけでは解答が出ません。多くの場合、あるひとつの計算結果をもとに次の式を立てることが必要です。そして、そこで導き出された結果からまた次の式を立てる ―― といったように、正解までにいくつかのステップが必要になります。このとき、計算の途中で行き詰まり、「そもそも何を求める問題だったっけ?」と混乱してしまう子が多いのです。

理由【3】特殊算の解き方を知らないと対応できない

「つるかめ算」や「和差算」など、中学受験の算数では特殊なタイプの文章題がよく出題されます。なかには、中学受験を経験していない大人では太刀打ちできないような問題が出されることも。こうした問題は、問題文を正確に理解し、それに合った特殊算の解き方を身につけておかないと歯が立ちません。つまり、そもそも特殊算を知らない子は応用問題が解けず、結果として「苦手」と感じてしまうことがあるのです。

家庭学習の注意点

応用問題を前にして苦しんでいる子供の様子をみて、「なんとかしないと……」と不安に感じる親御さんは多いことでしょう。しかし、焦りは禁物です。次にお伝えするような注意点を意識せず、闇雲に子供に接してしまうと、子供は算数の応用問題を余計に遠ざけてしまいます。

家庭学習の注意点

  • 教え過ぎない
  • 「わかった」状態で終わらせない

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石井知哉
この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。