中学受験ノウハウ 連載 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

中堅校志望の悩み[4]大手塾に面倒見の良さを求めて大丈夫? ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

専門家・プロ
2021年4月27日 やまかわ

0
中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。

中堅校受験で抱えがちな悩みを取り上げ、解決策を紹介していきます。今回は次のふたつのケースについて見ていきましょう。

・大手塾に面倒見の良さを求めて大丈夫?
・子どもがスマホばかりいじっていて……

大手塾に面倒見の良さを求めて大丈夫?

【ケース1】大手塾に通う小5の親御さん
小4から大手塾に1年間通わせてきましたが、塾で受ける模試の偏差値はいつも35前後。先生の授業やクラスメイトとのやり取りが楽しいらしく、子どもは不満なく塾に通っていますが、授業の内容を全く理解できていません。教室長に何度か相談しているのですが、状況は改善せず、自宅で勉強する様子もありません。そもそも、大手塾で子どもに細かなケアを求めるのは間違いなのでしょうか?

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
亀山卓郎

亀山卓郎

  • 専門家・プロ

かめやま たくろう|明治学院高等学校、成城大学卒業。大手塾・個人塾などで教務経験を積んだ後、2007年に転居のため千葉県及び江戸川区の塾を閉鎖し、台東区上野桜木で「進学個別桜学舎」をスタート。首都圏模試の偏差値で60を切る学校への指導を専門に「親子で疲弊しないノビノビ受験」を提唱している。第一薬科大学付属高校上野桜木学習センター長。YouTube「下町塾長会議」構成員。著書「ゆる中学受験ハッピーな合格を親子で目指す」(現代書林)、「めんどうな中学生(わが子)を上手に育てる教科書」(ブックトリップ)、構成・問題監修「LIZ LISA Study Series中1/中2」、監修「おっぱっぴー小学校算数ドリル」(KADOKAWA)

やまかわ

  • この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。