連載 桜井信一の中学受験相談室

塾のクラスメイトにからかわれ、息子がストレスを抱えています。どうしたら良いでしょうか|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2021年5月13日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小5のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

はじめまして。息子の塾の友達のことで悩んでいます。

息子は5年生で、そこそこ名の知れた中学受験塾に通っているのですが、同じクラスの子がお弁当の時間にちょっかいをかけてきたり、気にしていることや傷つくことを言ってきたりするそうで、毎日ストレスをかかえながら塾に通っています。

どのように対処するのが良いのでしょうか?(塾の先生にはまだ相談していません)

相談者:H.S
お子さまの学年:小5


桜井さんの回答

H.S様、こんにちは。

今の時代は「無理して行かなくていい」という考えが主流ですよね。昔と今、さてどちらが正解なのでしょうね。

学校も塾も、どこにでも厄介な子はいますよね。避けようにもどこにでもいるから困ったものです。

仮に、学校にいじめっ子がいたとします。その学校をよく観察すると気づくのですが、いじめる子、いじめられる子、このどちらかに分かれるわけではなく、どちらにも属さない子がいるのです。どうやったらこの子たちのようになれるのか、そこを悩んでしまうと難しい。キャラの問題があるのです。

子どもにはそれぞれタイプがあり、どうしてかちょっかいを出されるキャラがいるのです。多分それは変えなくていい性格で、相手側が変わってほしいことが多い。しかし、他人の子の性格には口を出せませんよね。

では、社会に出た時の予行演習だと思って揉まれるべきか。それもまた、子どもの性格によっては非常にストレスを受けて疲れてしまう子がいるのです。

私なら、先生や講師、クラスメートからのストレスがある場合、転校・転塾なんでもありだと伝えます。そのために無駄になる費用は気にしなくていいと言うでしょう。そして、全力で応援すると伝えます。「避けなさい、その費用は出す。そして、転校や転塾で習ってないところがあれば一緒に克服する。さらに、それが繰り返されてもいい。気のすむまで避けて回りなさい」と言います。やっかいな子がいる時点で授業に集中できないでしょうから、転塾で遅れがあってもそこまでデメリットにならないでしょう。

逃げ場を用意してから考えさせるのがポイントだと思っているのです。子どもというのは、逃げ場がない状態でストレスを受けてはいけないと思うのです。


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※記事の内容は執筆時点のものです

桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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