
2021年、注目したい中堅校【1】―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」
みなさんは中高一貫校を選ぶときに、何を基準としますか? 偏差値や進学実績を気にする親御さんも多いかもしれませんが、そもそも中高一貫校で過ごす6年間は、思春期に人として大きく成長する大切な期間です。入り口や出口だけでなく、6年間を過ごす「環境」にもしっかりと目を向けましょう。
今回は、私が注目している中堅校、「成城学園」と「駒込」について紹介します。雰囲気や教育方針など、学校の”中身”についてお伝えしますので、学校選びの参考にしてみてください。
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- 成城学園 ――「自由教育」を展開
- 幅広いジャンルから興味がある授業を選択できる「自由研究」
- 細かなケアに定評のある「理系教育」
- ノビノビと過ごしたい子にぴったり
- 駒込 ―― 常に新しいことを取り入れる仏教校
- 「新しい入試」を次々と実施
- 「豚の解剖」の授業も
- 生徒を決して置いていかない
- やるときはやる。緩めるときは緩める
成城学園 ――「自由教育」を展開
成城学園中学校高等学校(以下、成城学園)は、小田急線沿いに校舎を構える大学附属校。知的好奇心を高め、総合的かつ自発的に教養を高められる生徒の育成に主眼を置く学校です。
成城学園では、成城大学に進める“権利”を持ちつつ、ほかの大学も受験できます。実際、毎年50~60%程度の生徒が成城大学への内部進学を決めるようですが、ほかの大学を受験する生徒も少なくありません。このように、ほかの大学を受験でき、万が一落ちてしまっても成城大学に進学できるのは、成城学園の生徒たちにとってかなり心強いセーフティネットとなっているようです。そして学校側としても、「成城大学」という進路だけを生徒に進めるということはせず、むしろ生徒の進路や自主性を尊重しています。そのうえで、進学実績にとらわれない、成城学園らしい“自由な教育”に力を注いでいるのです。
幅広いジャンルから興味がある授業を選択できる「自由研究」
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